君と一緒【ポルナレフ】★ ページ15
「A〜〜」
「んー、おもいー」
ジャンは甘えただ。私が本を読んでいるところに、後ろから乗っかってきたりするし、膝に寝転んでみたりするし、抱きつくし、とにかく甘えたがりである
「…Aってホントーに可愛いよなあ…可愛い」
「はいはい可愛いですよ〜」
ことある事にこう言ってくるのでもう慣れてしまった。そうやってテキトーに返すと彼は毎回口を尖らせるのだった
「心の底から愛してるぜチュッチュ」
「あはは、ありがとー」
いつもの様に集中せずにテキトーに返事をしていたら、彼は急に私の脇下に手を入れて、グイッと持ち上げ、彼と目が合うように体を回転させられた
突然のことにビックリして、私は読んでいた本を地面に落とす。そんなことにもお構い無しで、彼は悲しそうな目をして言った
「…A、本当に思ってる?俺が可哀想だから付き合ってるとかじゃあねえよな…」
捨てられた子犬のようにこちらを見つめる彼があまりにも愛おしくなってフフと声を漏らして笑う。彼がまだあの目で見つめているので、彼の頬を両手で挟んだ
「ねえ、私がそんな酷いことすると思う?私はあなたをちゃんと愛してる。寂しい思いさせてごめんね」
そう子供をあやすようにゆっくり語りかけると、彼の顔はまたいつものように明るくなっていく
「へへっ、だよなァ!」
そのまま私を抱き寄せて、彼の分厚い胸板に押し付ける。それでようやく私の足が地面につくようになった
「俺も愛してるぜ」
途端に彼のキスが額に降る。何回も何回もキスされるのでくすぐったい。きゃー、と笑って彼の腕を抜け出して、今度は自分から彼に抱きつく
「これからもずっと一緒だよ!絶対に」
私がそう言って彼の柔らかい唇に軽い口付けをする。彼は顔を赤くしてにまりと笑った
「ああ!何があってもお前を離さねえ…!」
そういった後に私の肩をがしっ、と力強く抱いて、彼は笑った。私も、このまま彼とずっと一緒に居れる、と、明るい未来を信じながら笑い合った
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たつみ(プロフ) - 海月さん» いえいえ、私もサーレー好きなのでリクエスト貰えて嬉しいです、ありがとうございます!海月様の思っていたものと違っていないかどうか不安でしたが、ご期待に添えられたようなら良かったです<(_ _)>また機会があればよろしくお願い致します! (2021年6月4日 13時) (レス) id: 1c25c6a3e1 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - リクエストにお応えしていただきありがとうございました。今回もとても素晴らしいお話でした。サーレーの夢小説を書いてくれる人は少ないので助かっています。本当にありがとうございました。 (2021年6月4日 7時) (レス) id: fb1aebaa24 (このIDを非表示/違反報告)
たつみ(プロフ) - 海月さん» 了解です!遅くなってすみません(>_<;)出来上がった話に問題点があったら遠慮なく仰ってください!少々お時間頂きます<(_ _)> (2021年6月4日 0時) (レス) id: 1c25c6a3e1 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - リクエスト失礼します。サーレーの夢をお願いします。病んでいる感じで書いてくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。 (2021年6月1日 22時) (レス) id: fb1aebaa24 (このIDを非表示/違反報告)
たつみ(プロフ) - モモまんじゅうさん» 了解です!ありがとうございますm(*_ _)m完成したものに何か気に入らない点などがありましたら、遠慮なく仰ってください! (2021年5月28日 21時) (レス) id: 1c25c6a3e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペンシル x他1人 | 作者ホームページ:http://uranaimonsuto
作成日時:2018年12月30日 17時