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結局ラビチャを送ることができずにこの日が来てしまった。
少し話しかけづらい。
きっとそれはAさんも同じだと思う。
でも放課後にいつもみたいに図書室で待っていたら
来るはず。
その時に話そう。
「あのさ、」
田中さんがAさんに話しかけてる
何のようなんだろうか。2人が話してるところは初めて見た。
私が休んでいる間に？
私は本を読んでいるフリをし耳をすまして会話の内容を聞いた
「放課後とかあいてる？」
少し悩む仕草をして
『いいよー！』
と言った。そうしたら田中さんは
頬を赤らめて
「ほんとうに？！ありがとう！じゃあ放課後ここの教室で！」
そういって走り去った。
田中さんは生徒会に入っていて、テストでもいつも上位で優秀だ。
でも彼はAさんと接点はあまりないはず、、
生徒会関係？
だとして、Aさんが優しいことを利用して手伝わせようとしている？
いや、もしかしたら
こ、告白
だったら、、
「ねーいおりん顔めっちゃ怖いんだけど」
私の前の椅子に座り顔を覗き込まれていた。
「、少し考え事をしてただけです。」
「ふーーん」
その椅子はあなたのじゃないでしょう、、
まるで自分の席のようにドカッと座っている。
「あとで、いすみんのとこいこーぜ」
「いいですよ。」
「てか放課後ゲーセンいかね？！いすみんも空いてたら一緒に！」
Aさんと話したいことがあるので、
「いえ。私は学校に残って少し勉強します。」
「えー！また？この前も断ったじゃん」
「誘ってくるタイミングが悪いんですよ。」
「じゃあ俺はいすみんと仲良くゲーセン行くわ」
「勉強もしっかりしてくださいよ。」
「わかってるって」
「はあ。」
今日の放課後図書室にいよう。
・
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作者名：あいぱれっと | 作成日時：2022年1月10日 17時
