和泉一織の彼女【和泉一織】 (ページ35)

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放課後になって田中くんが言うとうり帰らずに教室に残って本を読んでいる。

生徒会に入っている田中くんのことだし、作文とかの頼み事かな？

出来れば手短にお願いしたいんだよね、
一織のいる図書室に早くいきたいんだけど。

「っ、あAちゃん、ごめん遅れて、！」

息を切らした田中くんが勢いよくドアを開けてやってきた

『全然いいよ！で、どうしたの？放課後に、』

そう言うと、顔を赤らめて耳をさわり、深呼吸をした

なんか
もしかして、こ、

「ずっと思ってたんだけどさ、

Aちゃんの事が好き、です、付き合ってもらえませんかっ、」

こくはくとは、思わなかった、

こういう時ってなんて返せばいいの、？
彼氏いるからって言っていいの？

田中くんが頭を下げてそのまま動かない

『えっと、ごめん、なさい。』

ほんとにごめん、私を好きになってくれて嬉しいけど一織がいる。
一織が好きだし

そもそもあんまりお話したことない

『だから、そのお付き合いできません、』

田中くんはまだ顔を上げようとしない
怒ってるのかな、ショックうけてる？

「なん、で」

『え、』

「なんでダメなんだよ、俺は、こんなに頑張ったのに」

じりじりと詰め寄ってくる

「俺はAちゃんに見てもらえるように、勉強も頑張ったし、生徒会にも入った、Aちゃんは賢い人が好きって聞いたからっ」

たしかに、言ってことあるけど、
友達に、

「本気で好きなんだ、、ねぇ、」

ちょっと、なに

『田中くん、ちょ』

その瞬間に田中くんに抱きしめられた、きつく
ほんとに私の事好きなの？

『ほ、んとにやめて！』

田中くんを突き飛ばして急いで教室を出た。

『むり、っほんとに』

図書室に行く、一織に会いにっ

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