和泉一織の彼女【和泉一織】 (ページ29)

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それから数日が経った。

デートの約束をしたものの、結局行けてないまま。

そもそも。一織自身にも会えていない。

　

　「あんた、また和泉のこと考えてんの？」

　『！ちょっと、声大きいよ！聞かれてたらどうすんの？』

　「大丈夫だって、この時間誰も来ないじゃん？」

　『だからってさぁー、、』

彼女は友達の、絵梨(えり)。
私が一織と付き合っていることを唯一知っている人物だ。

　「和泉ってさ？めちゃめちゃ人気じゃん？まぁ、アイドルだから仕方ないけどさぁ。」

　『…なにが言いたいのよ』

　「嫉妬とかってしないのかなーって」

　『〜！しないっ！！』

そう言って、肩を叩くと「ごめんごめん」とケラケラ笑いながら謝ってきた。
謝られた気がしないんですけど…。。

　「大変ですなぁ、Aさんも」

　『そーだね』

　「でもすごくない？彼氏がアイドルとか！！びっくりなんだけど？！」

　『んー、何回も聞いたよぉ』

　「ライブには招待されるの？」

　『うん、してもらえるけど…中々行けなくてさぁ』

行きたいのは山々なんだけどなー
勉強もしないとだし、部活もあるし。

　「１回行ってみたいわ！IDOLiSH7のライブ！」

　『すごいよ、もう…。鳥肌立つもん！』

　「でも倍率凄いんでしょ？……」

　『…なに。』

　「お願い！！！連れてって〜！！！」

　『えぇー、都合が合えば？』

　「え！？いいの？よっしゃ！」

IDOLiSH7のことなんて全然知らないのに笑
そんなに嬉しいのかい。

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