012 ページ12
°
｢アイドリッシュセブンさん入られまーす！」
その声がスタジオに響くと、近くの方々がこちらを見て｢よろしくお願いします｣
などと声をかけてくれる
スタジオには、 TRIGGER、Re:valeなどが待機していた
指定席に歩いていきそこへ座る
位置はTRIGGERの後ろの席だった
｢あっ！てんに…九条さん！｣
｢七瀬さん、今日は頑張りましょうね｣
｢!!はい！｣
｢おっ、二階堂｣
｢八乙女じゃんか、久しぶりだな｣
｢確かに、いつぶりだ？｣
｢さぁ？｣
｢龍兄貴！｣
｢あぁ！環くん！｣
｢つ、十さん！今日はよろしくお願いします…！｣
｢よろしくね〜｣
と、それぞれの話題で盛り上がっている
｢和泉一織。｣
陸と話していたはずの天はいつの間にかこちらを向いていた
｢…はい｣
｢彼女、いるんだってね｣
｢…はい？｣
｢えっ、お前っ、か、彼女？！｣
｢一織くんに彼女？！｣
｢っ！どうしてそれを！｣
｢七瀬さんから聞きました｣
｢なっ！｣
また七瀬さんはぁぁ！！
と、怒りに満ちた表情は、下を向きながらでもわかる。
｢あ…ごめんな…？｣
｢ほんとですよ……｣
せめて、他のグループには知られたくなかった一織は前例にないほどに怒っている
｢お、おい、一織…そこまで怒らなくてもさ？｣
と言う親愛なる三月の声も届かないほどに絶望している
なぜこんなに怒るのか。
別にいいじゃないか。と思うが
彼女の存在はどこから漏れているか分からないし
いつ、どこで、彼女が危険な目に会うか分からない。
｢別にいいじゃない。誰も興味はないよ｣
それもそれで腹が立つ言い方だ。
｢……はぁ。｣
大きなため息を1つ。
｢ご、ごめんって！｣
｢もう、ぜっっったいに、言わないで下さい…。｣
そう下を向いたまま呟いて
解決した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 364人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アイドリッシュセブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あいぱれっと | 作成日時：2022年1月10日 17時
