お友達に ページ5
・
「はぁ、もう............」
「陸くん、お疲れ様。」
「幸さん...お疲れ様です。...亥清さん、なんか嫌だなぁ...」
インタビューも何とか終わり、楽屋に戻ってソファに座りため息を漏らす陸くん。そんな彼にペットボトルのお茶を差し出す。
「一織くんにも言われたと思うけど、ストレスを溜めすぎるのはよくないよ。今日のお仕事はもう終わりだし...帰りにちょっと、ドライブしようか。」
「！はいっ」
僕の提案に陸くんは笑顔になる。どこに行きたいか聞こうとしたとき、
・
「おい、お前。」
「！亥清さん......」
ノックも無しに再び扉を開けた悠くんが僕の前までやってきた。陸くんは身構える。
「どうしたの？」
「お前は俺のモノなんだ。早く帰るぞ。」
「だから幸さんはモノなんかじゃ―――――――」
「悠くん。」
陸くんの言葉を遮り、悠くんを見据える。
「陸くんが言ってくれたように、僕はモノじゃないよ。それに、だれか１人のものにもならないさ。」
「っ............」
僕が説明すると悠くんは苦虫を噛み潰したような顔でうつむく。
「だからさ、お友達になろうよ。」
「...え？」
僕の申し出に悠くんがバッと顔を上げる。
「今思えば君のことあまりわからないからさ。だから少しずつでも知ってみたいなって思うよ。ラビチャ、やってる？」
「あ、あぁ........」
「.....はい、これでオッケーだね。よろしくね、悠くん。」
「！う、うっせーな！交換したこと後悔すんなよな！！」
「うん。後悔しないよ。」
「〜〜っ//////バーカバーカ！！！」
ラビチャのIDを交換し終えると、顔を赤くした悠くんはバタバタと楽屋を出て行った。
「な、なんだったんだ...」
「ふふっ、じゃあ行こうか。」
「はい！」
陸くんの希望で、海で夕陽を見てから寮に戻った。
・
・
♪〜
「？誰からだろ。」
お風呂から上がり、スマートフォンの通知が聞こえたのでラビチャを開くと、悠くんからメッセージが届いていた。
『この俺が交換してやったんだから感謝しろよバーカ！』
「...ふふっ、悠くんらしい。」
思わず笑ってしまう。それから彼に返信した。
『うん、交換してくれてありがとう、悠くん。』
『うっせ！これから俺が連絡したときは必ず出ろよな！』
『そうできるように努めるね。おやすみ。』
最後の言葉を送ると、既読がついてそのまま返信が来ることはなかった。
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Rusia(プロフ) - 八乙女楽の作った蕎麦さん» 同志…！本当に好きすぎてユニット曲第2弾とか出ないかなってめっちゃ思ってます(*´ω｀*) (2019年12月25日 7時) (
レス) id: 3d77ac0eef (このIDを非表示/違反報告)
八乙女楽の作った蕎麦 - そばゴラスいいですよね(*´▽｀*) (2019年12月25日 7時) (レス) id: 65acce4bcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rusia | 作成日時：2018年6月23日 8時
