上の空のランチ ページ19
｢……でさ、トウマが…｣
｢…｣
｢ねぇ、聞いてんの？｣
｢っあ、ごめんね。ぼーっとしちゃって…｣
悠くんは少しムッとした表情になる。
あれから私服に着替えた悠くんと指定されたお店で昼ごはんを食べていた。でも、上の空で。
ずっと、あの時すれ違った人の顔が頭から離れない。
僕はあの時まで、忘れていたんだ…
･
｢…なぁ、大丈夫か？｣
｢えっ？｣
｢ずっと、上の空じゃんか。体調悪いの？｣
｢あ…ううん。心配かけてごめんね。｣
｢……大丈夫なら…いいけど……｣
彼に心配かけたくなくて笑うと、照れくさそうに目線を逸らす。
折角、初めて悠くんがランチに誘ってくれたんだ。今はこの時間を楽しまなくては。
悠くんの行きつけだというこのパスタのお店は、彼の目…否、舌に狂いはないほど絶品だ。
パスタの料理は僕はカルボナーラ派だけど、味もしつこくなく食べやすい。
｢ここの料理、とても美味しいな。カルボナーラがここまで食べやすくなっているお店は来たことないよ。｣
｢…？ほんと？気に入ってくれた？｣
｢うん。さすが悠くんだね！｣
｢！！！//////｣
素直に感想を述べ悠くんを褒めると、ボッと音を立てそうなほど顔が赤くなった。
照れてるのかな？可愛い。微笑ましくなる。
｢じゃ、じゃあ、今度はまた、別のお店紹介してやるよ。｣
｢本当？｣
｢…ただし、誰にも教えんなよ？七瀬とか…｣
｢ん？陸くん？｣
｢あっ、いや、えっと……そう、人気になって混んだら行きづらいじゃん。｣
｢あぁ〜なるほどね。わかった。誰にも言わないよ。｣
｢…うん。｣
悠くんが頷いたのを見て、僕は小指を差し出す。
｢え？｣
｢約束だから。指切りげんまんしよ。｣
｢(ﾎﾞｿｯ可愛いかよ…｣
｢？？？｣
｢な、なんでもない。…約束。ゆーびきりげーんまーん……｣
照れながらも僕の小指に悠くんは自身の小指を絡めた。
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Rusia(プロフ) - 八乙女楽の作った蕎麦さん» 同志…！本当に好きすぎてユニット曲第2弾とか出ないかなってめっちゃ思ってます(*´ω｀*) (2019年12月25日 7時) (
レス) id: 3d77ac0eef (このIDを非表示/違反報告)
八乙女楽の作った蕎麦 - そばゴラスいいですよね(*´▽｀*) (2019年12月25日 7時) (レス) id: 65acce4bcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rusia | 作成日時：2018年6月23日 8時
