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嵐の前 ページ18

#数日後#



本日は一織くんと陸くんの2人がファッション雑誌の撮影があるとの事で、僕は楽屋で待機していた。
何でも、今回は「可愛い」がコンセプトらしく、一織くんに
「岸川さんは絶対、楽屋で待機していてください!」
と断りを入れられてしまった。

うーん、気になるなぁ…



仕方ないのでラビチャを開くと、悠くんに連絡を入れてみる。

『ZOOLの方は順調なの?』
『普通。そういうIDOLiSH7は問題ないわけ?』
『特には…無いかな。皆、頑張ってるよ。』
『ふんっ、いつかZOOLが頂点に立つんだからな!』


悠くんともあれから関係が拗(こじ)れることも無く、ラビチャをし合う仲はそのまま続いていた。

テレビ局ですれ違う時も、最初は僕の方から声をかけることが主だったけど、周りに誰もいなければ悠くんの方から声をかけてくれるようになった。



『…あ、今週の日曜日時間あんの?』
『ちょっと待ってね、確認するよ』

携帯しているスケジュール帳を開いて確認すると、日曜日には何も予定が入っていなかった。

…巳波くんといい悠くんといい、ZOOLは何故僕のスケジュールを知っているんだろう?←




『今のところは何も無いよ。』
『じゃあさ、俺を迎えに来てよ。』
『え?』
『午前中だけ、ZOOLの撮影あるから。それ終わったらご飯食べ行こ。』
『勿論いいよ。2人?』
『当たり前。』



悠くんからランチのお誘いなんて珍しいな。でも嬉しかった。たまに僕が誘うくらいだったから、悠くんから誘うことは無いのだと思っていたから。

高揚する気持ちを抑えつつ、スケジュール帳の日曜の欄に「悠くんとランチ」と書いた。




#日曜日#


「えーっと、悠くんの楽屋は。」

車で路駐する訳にもいかないので、駐車場に車を停めて悠くんの楽屋に行く事になった。
指定された場所を探してキョロキョロすると、悠くんらしき人がいた。


「あ、悠くん〜」
「来たんだ。」

悠くんは素っ気ない態度をとりながらも少し驚いていた。

「もちろん。悠くんとご飯食べに行く約束したからね。」
「……っ///」
「???」
「…待ってて。すぐ準備する。」
「うん、待ってるよ。」

少し顔を赤くした悠くんは楽屋に入っていった。
その間廊下で待機して、すれ違う人達に挨拶していく。


「こんにちは〜……」
「………」


スーツの男性に挨拶をしたら、その人だけ無視された。
ただ、すれ違った瞬間、僕の顔は青くなる。


今の人………まさか…




















「…あの子は……」

上の空のランチ→←とあるスタッフと猫耳事情



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Rusia(プロフ) - 八乙女楽の作った蕎麦さん» 同志…!本当に好きすぎてユニット曲第2弾とか出ないかなってめっちゃ思ってます(*´ω`*) (2019年12月25日 7時) (レス) id: 3d77ac0eef (このIDを非表示/違反報告)
八乙女楽の作った蕎麦 - そばゴラスいいですよね(*´▽`*) (2019年12月25日 7時) (レス) id: 65acce4bcd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rusia | 作成日時:2018年6月23日 8時

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