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見つかった探偵 ページ11

悠くん、どうして最後にあんなこと言ったんだろう…




悠くんの残した言葉を反芻し、残ったコーヒーを飲み干す。腕時計を確認すると、そろそろお昼ご飯の時間に差し掛かりそうだった。


「……さて。」


僕は荷物を持って立ち上がり、4人がいる席に向かう。



「三月くん達、何してたのかな??」
「「ビクッ」」


メニューで必死に顔を隠していたのでメニューを取り上げると、陸くんと三月くんは少し怯えたような顔をしていた。
その姿は小動物のようで可愛かった。耳としっぽが見えてきた気がする。←


「えと、あの……幸さんのことが気になって…」
「よく密偵しようと思ったね?」
「ヤマトが棗氏とコウが何か話していたと聞きまして…」
「あぁ、なるほどね。」

さすが大和くん。観察力が鋭かった。


「にしても、一織くんまでここに来るとは珍しいね?」
「私は七瀬さんのお守りですよ。」
「年下のくせに生意気なんだけど!」
「その年下に面倒見させないでくださいよ。」
「何ー!?」
「ワタシはミツキのお守りデス!」
「うるせー!身長高いからって調子乗んな!」
「まぁまぁまぁ落ち着いて。ほら、人の目もあるから、取り敢えず出よう。」


陸くんと三月くんを宥めて、会計を済ませた僕達はカフェを出る。


「そろそろお昼だねぇ。どこか食べに行って帰る?」
「あ、ここの近くにあるハンバーグ屋さん、すっげー美味いんですよ!案内します!」

三月くんが目を輝かせ腕を引く。流石と言うべきか、そのお店のハンバーグはとても美味しくて、リピーターになりそうだった。

熱→←秘めた気持ち



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Rusia(プロフ) - 八乙女楽の作った蕎麦さん» 同志…!本当に好きすぎてユニット曲第2弾とか出ないかなってめっちゃ思ってます(*´ω`*) (2019年12月25日 7時) (レス) id: 3d77ac0eef (このIDを非表示/違反報告)
八乙女楽の作った蕎麦 - そばゴラスいいですよね(*´▽`*) (2019年12月25日 7時) (レス) id: 65acce4bcd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rusia | 作成日時:2018年6月23日 8時

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