14: COCOA POWDER ページ14
((ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
「あ、いらっしゃいです！岩本さん♪」
岩本「うん。お邪魔します。」
岩本さんが家に来るからカフェから戻って急いで料理を作った。
岩本「うわ、凄…これ全部手料理？」
「はい！
ちょっと…張り切って作りすぎちゃいました…」
岩本「うわ…お腹すいてきた……」
「あ、そしたら早速お皿準備しますね！」
岩本「あ、俺も手伝うよ！」
「え、いいですよ〜！」
岩本「俺が手伝いたいの。だめ？」
「……ダメじゃないですけど…」
岩本「じゃあ決定ね♪」
一緒に準備をしてご飯を食べる。
岩本「「いただきます！♪」」
「……どうですか…？」
岩本「ん〜！美味い！！美味しいよ！」
「本当ですか？！
良かったぁ〜…」
岩本さんの口に合ったようでよかった…
合わなかったらどうしようと思ってたから……
それから楽しく話しながら食事をし…
食事が終わり、片付けが終わった頃……
岩本「岡本さん♪」
「……？はい、なんですか？」
岩本「おいで♪」
言われた通り岩本さんがいるベランダに行くと…
「うわぁ！！」
外には雪がチラチラと降っていて…
「綺麗…」
岩本「そうだね……
大丈夫？寒くない？」
「はい、平気です！」
岩本「A…」
「えっ…？！」
岩本「俺、『岡本さん』呼び辞める。
だからAも俺の事名前で呼んで？」
「えっ、えー…っと……」
岩本「………………。」
「ひ、照…さん……」
岩本「ん？」
「ひ…照……」
岩本「ふはっ……なに？」
「よ、呼んでって言われたから…」
岩本「これからもずっとそう呼んでね、A♪」
「う、うん……//」
周りに降ってる粉雪はケーキの上に乗るパウダーのようで……
でも…雪が降ってるのに暖かいと感じるのは照と手を繋いでくっついているから……かもね…
最初はダークチョコみたいに怖い人だと思っていた人は…
今ではミルクチョコより甘いスイートチョコのような人の印象。
ｰFINｰ
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作者名：赤い天使 | 作成日時：2023年2月1日 17時
