107・嵐の宮崎彩音さん ページ7
雪乃side
私には、苦手な先輩がいる。
その方は………
宮崎「あら！西村！それに雪城と雪乃も！」
雪乃「げっ！？」
西村「宮崎さんっ！！」
雪城「お疲れ様です！事務所にいるなんて珍しいですね？」
宮崎「ちょっとタッキーに用事があってね♪」
雪乃「……………;(雪城の後ろに隠れる)」
宮崎「それじゃ、またね♪」
西村「あっ、副社長室は反対の方向ですよ〜;」
宮崎「えっ！？あっ！こ、こっちね！」
雪城「……ちゃんとたどり着けるかしら←」
西村「方向音痴は相変わらずね←」
雪乃「………………。」
雪城「……いつまで私の後ろに隠れてるの;」
雪乃「だって、苦手なんだもん……あのオバサン←」
雪城「オバサンって……;」
西村「宮崎さんは私の憧れの先輩なんだからオバサン呼ばわりはしないでよ←」
雪城「そもそもどうして苦手なの？」
雪乃「だって………」
昔からやたら私にだけ厳しいし……
例えば先輩に軽く会釈しながら挨拶したら
「先輩にはちゃんと頭を下げて挨拶しなさい！」とか……
涼ちゃんと喋っただけで
「イチャイチャしないの！！」とか……
雪乃「自分だって櫻井くんとイチャつく癖に……大体ああいう真面目ぶってる学級委員な女は大嫌いなんだよ、私←」
西村「いやいや、宮崎さんの言ってる事は当たり前の事だからね;」
雪城「「私ばかり」って言ってるけど私達だって宮崎さんに怒られた事あるからね？(笑)」
雪乃「とにかく私はあんな厳しいオバサンより
優しいV6の工藤お姉様の方が大好きだもーん♪」
西村・雪城「…………はぁ;(ため息)」
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-3日後、事務所にて-
櫻井「おう！雪乃♪」
雪乃「あ、櫻井くん……お疲れ様です」
櫻井「お疲れ♪
会わない間にちゃんと挨拶出来るようになったんだな」
雪乃「へっ」
そういえば、宮崎さんに怒られてから
無意識にちゃんと挨拶するようになったんだっけ…
櫻井「昔「ちーっす」って挨拶してきたもんなぁ、ビックリしたけど懐かしいなぁ
彩音にも怒られて(笑)」
雪乃「あはは……あ、あの宮崎さんは……？」
櫻井「あぁ、彩音は別の仕事でここにはいないよ」
雪乃「ホッ……」
櫻井「ホッ……って、そんなに彩音が嫌い？(笑)」
雪乃「嫌いっていうか、苦手なんですよ←
私にだけ異様に厳しいし……」
つづく
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作者名：赤い天使 x他1人 | 作成日時：2022年10月27日 20時
