検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,499 hit

5:私はできない臆病者 ページ5

神山side


俺はあの日…確かに見た。

しげと飲みに行った帰りに指輪をもらった女の人。

とても嬉しそうには見えんかった。

《助けて…》そんな感じで……


俺はどうしても忘れられんくて…………最初から最終手段をとった。

これが失敗すれば…俺は間違いなく刑務所行きや…。



Aside


執事「お嬢様…本日のお迎えは……」

「いいわ。望さんと一緒に居るから…」

執事「そうですか……
それでは気をつけておかえりくださいませ。」

「ありがとう。」



あれから数日経ったけど…

やっぱりダメみたい……

私と目があった人は気づかなかった…



小瀧「あっ!A〜!」

「望さん、すみません…お待たせしました。」

小瀧「全然待ってへんで!
ほな、行こうか!!」

「あぁっ!ちょっ……!」



望さんは私の腕を引っ張りいろんな所へ連れていってくれた。



















時間が過ぎ…すっかり周りは暗くなっていた。



小瀧「ごめんな?こんな時間まで連れ出して。」

「いえ、連れていってくれたご飯もとても美味しかったです。」

小瀧「ほんまに?!
良かったぁ〜……あそこ俺のお父さんが経営してる会社の配下にある会社が運営してる飲食店なんよ!」

「そ、そうなんですね…」

小瀧「暗いし家まで送るわ。
あ、もしかしてお迎え来てたりする?
もし、来てへんかったら送るけど…」

「大丈夫です。
今日は歩いて帰りたい気分ですし…
ここからそう遠くはないので。」

小瀧「あ、じゃあ送るで!」

「あっ……えっと…その……」

小瀧「……?」



本当は1人で帰りたい気分だった。

でも……



「ありがとうございます。」



言えなかった…

でもこの時は知らなかった。

いずれ一緒になる人とこの近くで再開することを……

6:連れ去りたい→←4:



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
21人がお気に入り
設定タグ:神山智洋 , 小瀧望 , 狂愛三部作   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:赤い天使 | 作成日時:2023年4月14日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。