マネージャーなのに...【J.N】

22/お兄ちゃん ページ22

仕事が終わって帰宅すると家の電気が点いていた。


「お兄ちゃん…帰ってきてたんだ...」


家に入ると...


加「お帰り。」

「ただいま、お兄ちゃん。」

加「飯食うか。」

「何か作ったん？」

加「簡単のしか作ってへんけど...」


キッチンを除いてみれば...


「チャーハン？」

加「そう！味は保証できんけど...」


そんなこと言わんでや...

私はお兄ちゃんのチャーハンがめっちゃ好きやねん。

あっ！ちなみに私とお兄ちゃんは二人になると関西弁になる。


「いただきます！」

加「どーぞ。」


お兄ちゃんはニコニコしながらめっちゃ見てくる。


「お兄ちゃん食べにくいし食べないん？」

加「ううん。食べるで。」


二人で近況報告をしながらご飯を食べる。





食べ終わりお互いがお互いの事を済ませたら...


加「A。ちょっとここに座って。」


と、優しく言った。

お兄ちゃんは私の変化にすぐ気づくから隠し事をしようとしても無駄って訳。


加「A。最近仕事が楽しいって嘘やろ。」


お兄ちゃんはこんな時でも黙ってても絶対に私が口を開くまで待っててくれる。

私はさっき、お兄ちゃんに
“最近仕事どう？”
って聞かれたときに
“楽しいよ”
って答えた。

見事に射ぬかれてた。


「正直...ちょっと辛いかも...」


私はそう言った。

・

加藤side


どうも！NEWSの加藤シゲアキです！

只今、妹の相談に乗るところです。

妹は毎回大事なことを溜め込む癖がある。

そのせいで学生時代何度も酷い目に遇わせてしまった。

俺がジャニーズってだけで苛められて何度も辞めようと思った。

妹が苦しめられてるところ何て見たくないから。

でも、辞めようとすると...
“何言ってんの！
お兄ちゃんは好きなようにして良いんだよ。”
と、言ってくれたからここまで頑張れた。

NEWSというグループでデビューすることができた。

でも...デビューしたらしたでまた傷つけてしまった。

妹は自分で自分を傷つけるようになってしまった。

今はそんなこと無いけれど...

今の様子じゃ今度いつか絶対やってしまう。

もう...妹が傷つかないように...手遅れになる前に...









助けてやりたい...！









力になりたい...！









手遅れになる前に...！

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