2bro 中編短編

泣いてみた！ ページ34

あなたは何らかの理由で泣いてしまいます

弟ver

鼻にツンとこみ上げる物を感じ段々と視界がぼやけていく。

弟「だめって言ったじゃん」

視界が真っ暗に。
どうやら彼の大きな手で目元を覆われたよう

弟「なんでいつも1人で泣くんだよ、俺そんな頼りない？」

ぎゅうっと腰に回された腕に力がこもります

弟「俺、ふうかの涙全部受け止めるから！俺がふうかの悲しみ全部吹っ飛ばすから！！」

弱々しく力強く慰めてくれます

犬の感動映画を思い出して泣いてたなんて言えない



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兄ver

部屋の隅で蹲り、目尻を伝う水分

兄「おい」

私と背中を合わせて座り込む彼

兄「何があったかなんて聞かねーよ、がんばれとか無責任な事も言わん。」

コツンと後頭部を優しく彼の頭で小突かれます

兄「、、何も言わんから。でも俺ふうかの彼氏だろ？慰める機会をたまには寄越せ」

後ろから手が伸びてきて恋人繋ぎ

兄「、、、あいしてんぞ、、」

やばいやばい、ドアに小指ぶつけただけなんて死んでも言えない

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おついちver

拭いても拭いても涙が止まらない

乙「んー？あらら、今日のご飯は塩分が多そうだねー」

そっと後ろから抱きすくめられる

乙「ちょっと座ろ？こんなんじゃ指切っちゃう」

ソファに案内され、それでも涙は止まりません

乙「、、ごめん、、！こんなになるまで気づかなかったなんて、、。辛かったよね1番側に居るの僕なのに。ほんっとだめだよね〜、、」

貴方の涙を１つ１つ拭ってくれます

乙「これからもふうかちゃんの変化に気づかなくなる時が来るかも知れない。でもその泣いてる理由が僕だったとしても、離れないから。ずっと側に居るから。支えるし、直すから、、、！」

なんだかプロポーズされそうな勢いですね

玉ねぎの汁が目に入っただけなのに

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