看病 （兄） ページ3
『、、、やば』
朝からどうにも気分が悪く、気付きたくないと思っていながらも体温計を取り出して脇に挟むこと数分
『37.8、、か』
最悪！とベットに潜り込む私。今日は兄者さんとドライブのはずだったのに、、、、、、
兄「んぁ？ふうかからの連絡だ。、、、あ？急に仕事になった？？だ？」
兄者さんには朝の連絡をした。あの人はぶっきら棒に見えてすごく心配性だ。きっと風邪を引いたなんて言ったら家にくる、、、
ただでさえ、熱でぶさいくなのにすっぴんで兄者さんに会うなんて、、、！！
『あ〜、でも、、、ドライブ行きたかったな』
兄者さん、と返事が返ってくるはずもないのに天井に向かって名前を１つ２つ呼んで
目を、閉じた
、、、ピンポーン、、
小さく呼び鈴が聞こえた気が
ピンポーン
宅配便かな、、
ピンポーンピンポーン、、、
ピンポーンピンポポポポポポーン！！！
『！！！？』
呼び鈴は止むどころか玄関まで叩いてる
私は慌てて鼻声で返事をし、玄関を恐る恐る遠慮がちに開けた
ちらっと人影が見えたかと思ったら、小さく開けたその隙間にガッ！と大きな手が勢いよく掛かった
兄「、、やっぱりな」
私が会いたかった相手
今日一緒にいるはずの相手
そして、ここに来るはずのない相手
『兄者さん！？な、なんで！夢？』
呆気に取られる私を他所に兄者さんは呆れたように
兄「ふうか、お前の嘘を見破らないと思ってんのか？分かりやすいんだよ、ほら」
そう言って兄者さんは大量のスーパーの袋を私に見せ
兄「なんか食えそうか？冷えピタ買ってきたデコにつけろ、薬飲め。つーか早く入れろよ」
と、普段口数の少ない兄者さんからは想像つかないくらい早口でズカズカと私の家に入ってきた
そしてまっすぐキッチンに向かい、鍋やら包丁を取り出して
『え、え？いいよ、兄者さん！』
焦る私
兄者さんは普段料理しないのに、手でも切ったら
兄「、、お前は。寝てろ。」
『は、、、い、、』
兄者さんの威圧感に圧倒され、すごすごと寝室に向かおうとした私の背中にすごく優しい声が聞こえた
兄「わりぃ、怒ってんじゃねーんだよ。心配なんだ、お前本当に具合悪い時ほど無理するから、、」
もっと俺を頼れよ
と、珍しく弱々しい声と共に後ろから心地よい圧迫感と温もりを感じ身を委ねると兄者さんの温かい腕に包まれた
『ごめん、、、なさい』
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ねぎ(プロフ) - くらふぃさん» くらふぃ様 コメントとリクエストありがとうございます！私なりの解釈と思考を加えて是非書かせて頂きますので、更新するまでお待ちください、これからも是非お時間がある時のお供によろしくおねがいします！ (2018年7月20日 1時) (
レス) id: 93885edbd0 (このIDを非表示/違反報告)
くらふぃ - 読んでてとても面白いなと思いコメントさせてもらいます！リクエストで2broさんがヤンデレみたいな感じのやつと弟者くんがアンドロイド（デトロイト的な感じで）を書いて欲しいです。これからも頑張ってください！ (2018年7月20日 0時) (レス) id: 7dfbb3f94b (このIDを非表示/違反報告)
ねぎ(プロフ) - 夏希さんさん» 夏希様、暖かいコメントありがとうございますぅ！大変嬉しいです！100%主の趣味趣向ですが、よろしければこれからもお付き合いください (2018年7月12日 18時) (レス) id: 23a2d9e4fa (このIDを非表示/違反報告)
夏希さん - はじめまして。小説読みやすくて、個人的に凄く好きです！夢主ちゃん純粋やぁ…頑張って下さい！陰ながら応援してます！ (2018年7月12日 17時) (レス) id: f5183a7802 (このIDを非表示/違反報告)
ねぎ(プロフ) - 、さん» すみません、初心者で勝手がわからずフラグを外すのに時間がかかっています。不快にさせてすみませんでした。気をつけます (2018年7月11日 21時) (レス) id: 93885edbd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねぎ | 作成日時：2018年7月11日 21時
