2bro 中編短編

つーぶろと海に行ってみた！２ ページ14

乙「何年振りかなー、海なんて！」

兄「だな。たまにはいいかもな」

弟「ふうかーーー！はやくはやく！」

待ち切れないのか私の手を掴み走り出す弟者くん。年長の2人は、ふうかを転ばすなよーとテクテク歩いて付いては来ている

弟「うーーし！遊ぼうぜ！」

アロハシャツを脱ぎ捨て、波打ち際へ走り出す

あ、下はやっぱり水着だったのね。。と苦笑しながら更衣室へと向かう私


水着に着替えて、髪も軽く結び深呼吸を１つ
へ、変じゃないよね？と思いつつ上から下まで自分を見下ろした。

店員さんに勧められるがまま買った白のビキニ。腰の両サイドには小さな赤い花のモチーフ。上は首の後ろで結べるようになっている。

何回も何回も見直して、覚悟を決めて！


『うーわぁ！』

更衣室を出た瞬間兄者さんと鉢合わせ

兄「ほー、、、」

兄者さんはスキニーをハーフパンツの水着に着替え、どうやら私を待っていてくれたようだ。

な、ななななんでよりにもよって1番最初に見られるのが兄者さんなの、、、！？

私はなにか言われる前に口を開いた

『ご、ごめんね！、、たわわじゃなくて』

兄「あ？十分、良きたわわだろそれ。つかお前これ着れ」

兄者さんはパーカーを私の肩に掛けた。そんなに似合ってなかったかな、、と落ち込んだ私に

兄「あー、、、その、なんだ。変な意味に捉えんなよ？？そんな可愛い姿のふうかは他の男に見せられん。」

要は、心配なんだよ！と吐き捨てるように、頭をかきながら照れた様子でそっぽを向く彼


年上だけれどなんだか可愛く思ってしまい

兄者さんに近づきそっと手を握り

『いこっ』

兄「、、、、ぁー」

ウキウキの私はすごすごと付いてくる兄者さんをひっぱって、おついちさんと弟者くんの所へ急いだ

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