恋物語〜君はヒーロー〜

10.告白… ((続編2)) ページ15

ど、どうしよう…！！
ほぼ言っちゃった(泣)
しかも、止められちゃった(泣)

私は恥ずかしすぎて顔を上げられなくなってしまった。
できる事なら今すぐ逃げたい…

玄「俺、先に言っておきたい事があるんだ。」

そう言うと玄樹先輩は話しだした。

玄「俺、いじめられてた時期があったんだ。だから初めて名前ちゃんと保健室で会った時に親近感が湧いた。あぁ、俺、この子の気持ち分かるなって。男子から責められてた時も助けなきゃ、って思って、つい声が出た。」
名前「………」
玄「だんだん守ってあげたいって思うようになって…その…ね。」

玄樹先輩は少し口ごもった後、小さく深呼吸をした。
そして…

玄「好き…だよ。」
名前「…えっ？！」

先輩の顔を見ると、真っ赤になって少しうつむいていた。

玄「あんまり見ないで…恥ずかしい…」
名前「っ／／／」

玄樹先輩がかわいすぎてヤバかった。
それ以上に玄樹先輩も私と同じ気持ちでいてくれた事が何より嬉しかった。

名前「わっ私も玄樹先輩の事、好きですっ…！」
玄「…っ／／／」

うれしくて、夢を見てるみたい。

玄「か、帰ろっか…！」

帰りは玄樹先輩が家まで送ってくれた。

そして、家の扉を開けようとした時、玄樹先輩が嬉しい言葉を発してくれた。

玄「俺が名前ちゃんを守るからっ…！」

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