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落とし物 ページ4

私は振り返りました。
どこまでも続く真っ直ぐな道が見えます。
ただ一本の道が、後ろにも、前にも続いています。

私は気づきました。
私が歩いてきた道に、いろんなものが転がっていることに。

夢も自由も、私の意思も道に転がっているのです。

真っ直ぐ歩くたびに落ちていく落とし物達に手を伸ばしました。
けれど、落とし物に手は届きませんでした。

わかっています。

「もう遅いよ」

なんてわかってる。

わかっているから振り返りたくたる。
手を伸ばしたくなる。
無意味で、無駄だとしても。

蜘蛛→←裏側の君へ



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設定タグ:詩集 ,   
作品ジャンル:詩/ポエム, オリジナル作品
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作者名:オリ | 作成日時:2022年2月25日 1時

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