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「……は、1部屋……？」
「だって。どうしよっか。」
イベントは無事に終了した。
目黒くんの言う通り、彼がそつなくこなしてくれたおかげで随分とスムーズだった。
というより宮本くんよりも頼もしかった気がする。
そんなこんなで外食を済ませたあとホテルへとチェックインしに来たわけだが、なんと取ってあるのはツイン1部屋のみ。他の部屋は満室で近隣のホテルもどこも満室で取れない。
予約をしたのは今日体調不良でこれなかった例の彼なわけだがどうやらポンコツの部類に入るらしい。
何をどう間違えたら女の私と出張で泊まるホテルをツインで取ろうと思うのか。
彼が体調不良でよかった、目黒くんとの方がまだマシだった………………なんて考えが一瞬よぎってハッとする。
「さすがに、同じ部屋は…ね。」
「何もしないなんて信用ないと思うし、Aさん使って。俺は適当に満喫とかに泊まるし。」
じゃあおやすみなさい、と背を向ける彼がなんとなくかわいそうに思えてしまい咄嗟に袖を掴んでしまったのは他の誰でもなく私で。
「ん？どうしたの？」
「…えっ、と、」
「もしかして、泊めてくれるの？」
「……絶対、何もしないで。」
やっぱり、宮本くんじゃなくてよかった。
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葉月檸檬(プロフ) - 小豆さん» コメントありがとうございます！嬉しいです。更新頑張りますね！ (2023年4月3日 20時) (
レス) id: 7833bf2ce1 (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - はじめて読ませていただきました！エレベーターでドキドキというのが私が読んだ作品でははじめてで新鮮でした!続きが楽しみです!頑張って下さい! (2023年4月3日 0時) (レス) @page8 id: c3633025a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月檸檬 | 作成日時：2023年4月1日 16時
