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「お待たせして申し訳ありません!大変恐れ入りますが点検に入るため非常階段で……、!」


エレベーターのドアがふいに開けられ、
静寂を破ったのは少し焦った様子の作業員の声。
私たちの様子を見た彼は、見てはいけないものを見てしまったような、少し気まずそうな顔をしたあとにすみません、と小さく漏らした。




「いいえ、ありがとうございました。
じゃあ目黒くん、お疲れ様。」
「……お疲れ様です。」

何事も無かったかのようにエレベーターから降りて階段へと向かう私は、彼の目にはどう映るのか。



















「はは、手強いな。」

そのつぶやきは、当然私には届かない。

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葉月檸檬(プロフ) - 小豆さん» コメントありがとうございます!嬉しいです。更新頑張りますね! (2023年4月3日 20時) (レス) id: 7833bf2ce1 (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - はじめて読ませていただきました!エレベーターでドキドキというのが私が読んだ作品でははじめてで新鮮でした!続きが楽しみです!頑張って下さい! (2023年4月3日 0時) (レス) @page8 id: c3633025a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葉月檸檬 | 作成日時:2023年4月1日 16時

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