■97話 視点:ルイス・スタインフェルド ページ48
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いくら幼馴染とはいえ妙齢な男女が同じ部屋で一晩過ごすだなんて。
恋人同士なら、いや予備軍であることは間違いないのだがそれでもいけないことはいけない。
思わず鬼気迫る表情で説得を試みれば若干引き気味の樹くんから了解の言葉をいただけたのでこれで一安心。
「ということでカイルさん、暫く樹くんは俺の部屋に泊まることになりましたので」
「いや、泊まるっていっても今晩だけだからな。明日以降は何処か違う空き部屋か何かに泊まるから」
「なにを」
「何を言っている樹、責任はセイバーのランサーと
唐突に遮ってきたギルガメッシュ王の言葉、見れはMr.エミヤの静止を振り切って此方にやってきた。
だが俺と同じ意見であり、おそらく目的も同じであることはわかるため俺も続けて樹くんに説得をする。
カイルさんが俺を呼ぶけど少し待っていてほしい。
「ギルガメッシュ王の言う通りです、責任は俺とアルトリアにあるのだから樹くんは遠慮することなくいてくれてもいいんだ」
「いやだからギルにも要因はあるし」
「何を言うか。菓子一つ如きで宝具を展開させ、部屋をここまでにしたのはそこのセイバーのランサーだ。
「何言ってんだ、食べ物で遊んでただろ」
「イツキ」
黙って作業をしていたアルトリアが声を上げる。
「この惨事を引き起こしたのは私ですのでイツキがマスターの部屋にくるというのなら私は何も言いません。ですが、本音を言えば私はこの男と寝起きを共にしたくない！」
片手で大きな瓦礫を持ちつつ、指をさす行為がいけないことはアルトリアも重々承知のはず。
それほど嫌なのだろう。
だがしかし、俺としては樹くんに寝泊りを直るまでして欲しいわけであって。
「貴様に決める権利があるというのかセイバーのランサーよ」
「なくても意見は言わせていただきます」
「アルトリア、非は此方にあるのだから我が儘を言う立場じゃないだろ」
「いやだから俺は明日から違う部屋に泊まるってば」
「あのー……みんなー」
カイルさんの度々呼ぶ声に四人して向いて、徐々に顔が青くなっていくのが自分でもわかった。
「エミヤがキレそうだからそろそろ掃除に戻った方がいいよ」
カイルさんの後ろには青筋を浮かべながら此方を見るMr.エミヤがいた。
あっと思うも遅く、全員仲良く怒られたのである。
◇
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玲乃音(プロフ) - アルトリアとエミヤとのたい焼き話しが凄く気になります！！ 続き頑張って下さい (2019年11月7日 8時) (
レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - 細波幸近さん» コメントありがとうございます。是非、妄想していただいて楽しんでいただければと思います！ (2019年10月22日 12時) (レス) id: ab18fde111 (このIDを非表示/違反報告)
細波幸近(プロフ) - なかなか面白い展開ですね!ここでうちの子に見せたら面白そうとか妄想しちゃいますね (2019年10月22日 12時) (レス) id: a768fd0174 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - 玲乃音さん» コメントありがとうございます。ルイスくんだからこそ一緒に入るのが許されたのではないかと思います。更新頑張りますね。 (2019年10月19日 22時) (レス) id: ab18fde111 (このIDを非表示/違反報告)
玲乃音(プロフ) - ウワワ〜〜!!ルイスとギル様！！ 二人のお風呂シーン！！ 楽しそうだなぁ……ギル様と風呂仲間になりたいなぁ (2019年10月19日 20時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔べないペンギン/湊 | 作者ホームページ：なし。
作成日時：2019年10月9日 13時
