【アイナナ】"好き"って伝えてもいいですか？【大神万理】

rain16 ページ18

こんにちは、初めまして。

今回のドラマのテーマソングを作曲させていただきました松雪と申します。


えっと、モモくんに音とりをお願いされて今日はスタジオまで来たわけなんですけど、



「ま、松雪さんにだなんてそんな恐れ多いです…っていうか、緊張しすぎて死にそうです」


すごく緊張しちゃってるみたいで、どうすればいいのか(;´･ω･)


松雪「な、なんか私まで緊張してきたような気がする…(;´･ω･)」



でもモモくんからの頼みごとだし、頑張りたい…っ

それに、



「すみません、私の緊張がうつりましたかね(;´･ω･)」


なんかこの子、守ってあげたいオーラが…



「あっ、松雪さん！すみません、ちょっとだけお時間もらってもいいでしょうか！」

松雪「ふぇ？うんっ、大丈夫！」



思いついたような顔をすれば、「すぐ戻ります…！」って小さく頭をさげて、

走り出す女の子。


なんとなくそんな健気な背中を見送れば、行きついた先は意外な相手で



松雪「お、お兄ちゃん…？！」



それになんか、ふたりの空気がどことなくいい雰囲気でさらに驚く。



百「えへへ、驚いた？」

松雪「ふぁっ？！モモくん…っ？！もしかして、…このために？」

百「あたり！なんか見てたら無性に応援したくなっちゃって」

千「万は自分の気持ちに戸惑ってるみたいだけどね」



松雪「お兄ちゃん、真面目だからなぁ…」


百「でも、とびっきりお似合いな二人じゃない？Aちゃんもバンさんにどうみたってゾッコンだし！」

松雪「うん…私も、あんなやさしいお兄ちゃん初めてみたよ…」


百「そんなわけで、余計なお節介かもだけどさ、」



松雪「わかった…！私も応援するよ(｀・ω・´)」

百「やった！それじゃ、作戦決行ってことで！」


千「モモ。事務所の勧誘も忘れずに」

百「もっちろん！おかりんにも許可もらってるし、どんどん押しちゃお！」



こうして、彼女の知らぬ背後で、続々と作戦が決行されようとしているのだった。

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