rain42 ページ44
心臓の音がやけにうるさい。
落ち着けと、内心自分になげかければ、大切に大切に…と引き寄せる。
きゅっと目をつぶる彼女を目にすれば怖がらせないように。と思いをこめ重ねる。
最初はついばむように
距離を少しとれば、ゆっくりと見開かれる瞳。
視線を通わせれば、にこりと微笑むふたり。
再び距離が縮まれば、次は角度をつけ絡ませ堪能するするようにする。
「んっ//」なんて甘い声が聞こえれば頬をそめる。
だんだんと体の緊張が抜けていくのがわかれば、また少し距離をとり、通わす視線。
やさしく諭すような万理の視線をうければ、遠慮がちに万理の肩に手をおき、
自分から重ねる碓氷は、さきほどのことを習い不慣れながらも集中する。
なんとなくおぼつけない彼女にきゅんとすれば、アシストをし深まるとろけるような口づけは、
二人の距離を縮めるのには十分であり、そっと離れるそのときには「だいすきです//」と
自分からぎゅっとする碓氷。
万理もまたそんな彼女をやさしく包み込み、「俺もだいすきだよ」と心を通わすのだった。
万理「大丈夫?怖くなかった?」
彼女を怖がらせまいと努める万理はやはり反応が気になるようで首をかしげ、
頬を撫でる。
そんな万理の様子を目にすれば「こわくないよ//」なんてしあわせそうに微笑まれるんだから
息がつまりそうになる。
万理「もう今日死んでもいいかもしれない…//」
なんて口元を手でおさえ視線をそらす万理を前にすれば「だ、だめ//」と慌てる碓氷。
「ごめんごめん//」なんて照れたように笑う万理は、「これからよろしくね」と
笑ってみせるのだった。
万理「…あれ、もしかして明日学校だっけ」
不意に時計が目に入ればはっとする万理。「そろそろ寝る?」と首を傾げれば、
こくりとうなずく碓氷。
万理「じゃあ寝ようか。じゃあ俺はここで寝るから、ベッドはね…こっちかな」
だがそう口にし立ち上がろうとするも、裾を握られ引っ張られる感覚に、
「どうしたの?」と首をかしげる万理。
「ば、んりさんも、いっしょじゃなきゃやだ//」
万理「っ、!//」
へたりと座り込み、自分のシャツをゆるく着こなし…それから(以下略)
無理、俺、絶対寝れないでしょ!!!
だけど、その反面譲る気がなさそうな彼女の視線。
これは徹夜コースかもしれない。と内心幸せな溜息をつく万理は
「いいよ?」と了承するのだった。
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ヒステリックちゃん - えまってどゆこと松雪って誰??夫婦?意味分かんないえ原作でももちゃん結婚してないよね誰松雪待ってほんとヒステリック起こしそうあり得ないまってももどーゆーことなんで結婚してんのさすがに夢小説すぎるって、だめでしょさすがにごめんなさい理解がおいつかない。 (9月27日 14時) (レス) @page19 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
なつめみく - 神杉て死ぬ。ばんさんのしょうせつとか神でしかないよ、、 (9月27日 13時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - アルさん» コメントありがとうございます!ご名答です、実は前作や前々作と繋がっていたりします(●´ω`●)気付いていただけてとてもうれしいです、ありがとうございます! (2018年5月4日 20時) (レス) id: 1cf7c1df21 (このIDを非表示/違反報告)
アル(プロフ) - 松雪さんってピアニストの彼女の夢主ちゃんですかね?いつも楽しく見ています!!これからも楽しみにしています!! (2018年5月4日 20時) (レス) id: efae94ae6b (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - アリアさん» アリア様。はじめまして、コメントありがとうございます(´;ω;`) 引きました…もうひけどひけど、壮五くんしかでなくてですね、もう諦めました。笑 今回のは特にかっこよかったですよね…欲しかったですよね(;´・ω・)いえ!気軽にコメントいただければ幸いです! (2018年4月15日 19時) (レス) id: cf888fb209 (このIDを非表示/違反報告)
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