小さかったはずの彼。

18センチメートル。 ページ19

ついにホンビンの誕生日当日。


悩みに悩んだ末に、イヤフォンを買ってみた


ホンビンと会話した内容、ホンビンが皆と話していた時の内容を
記憶の中から呼び出すと

イヤフォンが壊れた、と言っていた



…ような気がした。(うろ覚え)


まぁ、壊れてなかったとしても
使えるし、良いよね！




とは思ったものの、納得がいかないから
軽いお菓子を作ろうと決めていつもより早起きしてみた。


材料は結構あるから作れそうだな。

よし、ガトーショコラとシフォンケーキで良いかな！
あ、あとクッキー作ろう！




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クッキーは完成したから、あとは二つが出来上がるのを待つだけ


KE「良い匂いする〜」

「あ、おはよう」

KE「何作ってるの？」

「ガトーショコラとシフォンケーキ！
　あとクッキー、は出来上がった」

KE「ちょっと食べても良い？」

「ダメだから(笑顔)」

KE「ちぇー、ケチー」


ケチケチケチケチ！と子供のように言ってくるジェファン


「あぁ、もう！後で作るから！」

KE「ありがと〜A大好き〜」

「単純ですか」


全く…
せこい奴だ。


KE「あ、それ出来上がったらMemory行くよ」

「え、早くない？」

KE「じゅ！ん！び！」

「あ、なるほど」


聞くところによると
今日はお店を休みにして
盛大にホンビンの誕生日パーティーを行うらしい。(ワクワク)


「ホンビンの驚く顔早く見たい！」

KE「いやー、ホンビナの事だから勘付いてるんじゃないかな？」

「…ありそう」


″こんな事だろうと思った″と笑いながら
お店に入ってくるホンビンの姿が目に浮かぶ


「生意気だな」


まぁ、誕生日だ。

大目に見てやろう
決まったわけではないけど。



「あ、出来た」

KE「出来た？それじゃ、行こう」

「待って、ラッピングまだだから！」

KE「あ、そっか
　 じゃあその間僕は朝ご飯〜」


そう言えば、私朝ご飯食べてないや


「もーらい！」


ジェファナが食べようとしていた
パンを一口かじる


KE「あ、A！」

「ん、おいひい」


もぐもぐしながらラッピングをする


「ジェファナー」

KE「うんー？」

「ジェファナは何買ったの？」

KE「なんだろうね〜」


なぜとぼけた


「ん、出来た」

KE「パン食べる？」

「うん」


ジェファナが残りを口の中に放り込んできた


「ひょっひょ。(ちょっと)」

KE「いらないから食べちゃって」




もぐもぐしながらMemoryに向かった。

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