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「 私、昨日のあれが告白なのかと思ってました 」



『 昨日? 』



「 “ 俺が君のかs.. ” 」



『 あーあーあー!!わかったよ!!あれね!! 』








穴があったら埋まりたいほど恥ずかしかったあれね!!

Aちゃんが小悪魔だって気づけたあれね!!

言った事死ぬほど後悔したあれね!!









「 だから、私も返事したじゃないですか? 」



『 …へ? 』



「 “ 私が片寄さんの傘になる ” 」



『 あ、うん、言ってた、ね 』



「 …でもアレですよね、片寄さんってああいうキザな台詞、似合いますよね笑 」



『 ……やめて…恥ずか死ぬ…… 』









右手で目元を覆って思い出した昨日の光景に照れていると、中指と薬指の所、ちょうど目が見える位置にある指をズラしたAちゃん。


指の間から覗くと幸せそうな顔で微笑むAちゃんがいた。









「 好きです、片寄さん。 」









.
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「 涼太っ! 」



『 あっ、ほらスカート濡れちゃうよ! 』



「 夏だねぇー! 」



『 テンション高いな笑 』









あれからもう少しで1年になる頃。


あの日Aと俺が出会ったこの海は何も変わってなくて、まるであの日に時間が戻ったようで。









「 ねぇ、あれ言ってよ 」



『 ……ヤダ。 』



「 じゃあ私が言っちゃおうかなー?? 」



『 悪魔め… 』



「 俺が君の傘に、っ 」



『 誰が言っていいなんて言った? 』



「 ……意地悪。 」








言葉を遮るように重ねた唇は、心なしか少し塩の味がした。








「 〜♪ 」



『 …〜♪ 〜♪ 』









あの日から変わったことと言えば、俺達の関係と、Aが口ずさむ歌くらい。



恋人たちの明るい未来を謳うこの歌には、あの日から変わらない透き通るようなAの声が良く似合う。








これからも俺は、君の声に惹かれ続ける。




俺の全てを満たすような、その声に。









END .

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くまのぷーさん - あ〜もう、本当に良かったです!やっぱりなーちゃむさんにリクエストして本当に良かったです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2016年4月29日 20時) (レス) id: cf8db695fd (このIDを非表示/違反報告)
くまのぷーさん - なーちゃむさん» あ、今気がつきました笑 本当に嬉しいです!私のリクエストが長編にして下さって……………。光栄です!こちらこそありがとうございます!続き、楽しみにしてますね♪ (2016年4月15日 20時) (レス) id: cf8db695fd (このIDを非表示/違反報告)
なーちゃむ(プロフ) - くまのぷーさんさん» いつもありがとうございます(;_;) このお話の案、短編の時にリクエストしてくださったのを元にしてます、あっちでもお伝えしたのですがここでも一応、笑 これからもよろしくお願いします(>_<) (2016年4月15日 13時) (レス) id: 3a9aed4a40 (このIDを非表示/違反報告)
くまのぷーさん - 涼太くん、うまく言えないですけどいいですね!ナンパされたいです笑 続き、楽しみです!頑張って下さい(^ ^) (2016年4月14日 23時) (レス) id: cf8db695fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なーちゃむ | 作成日時:2016年4月14日 0時

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