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間違いなく、あの日の俺はいつになく大胆だったと思う。



自分でも、そう思う。



熱い太陽が、少しだけ涼しい風が、運転の荒かったバスが、今ではすべてが愛おしく感じる。








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『 ひっさしぶりやな〜〜 』



『 うーーーみーーーーー!!!!! 』



『 はっ!?誰今水かけたの! 』



『 隼しかいないじゃんそんなんやるの 』



『 あぁ!!亜嵐くんに売られた!!違うよ玲於俺じゃない!俺じゃないって!!!

ねぇぇぇええ聞いてるーーー!?!? 』









静かに響く波の音、少し涼しい風、キラキラ光るエメラルドグリーンの水面、白くてサラサラな砂浜。


そして変わらず騒がしいメンバーの声。




その全てが、心地いい。



……はずなのに。









『 きもちわる…… 』



『 だから寝ときって言うたやん戻るか? 』



『 やー、たのしいもん 』



『 子供かっ!笑 』



『 んー、あっち行ってくる 』



『 はいよー 』









見事にバス酔いした俺は思う存分楽しめずにいた。




日陰に座り込んでた俺の隣に、いつもみたいな薄い笑みを浮かべて腰をかける龍友くん。



もう少し風通しのいい所で休むことを伝えてその場を離れる。




歩いてると気持ちよさそうな岩場を見つけて、少し登ったところに腰を下ろす。


砂を踏みつけてた音がなくなって、波の音が若干小さくなったその時、聴こえてきた声。









『 …歌? 』









見る限り誰もいなかったはずなのに、聴こえてきた声に少しビビりながら岩場を下りる。



俺がいたその場所の、死角になっていた砂場に目を移すと、流木に座って髪をなびかせながら遠くを見つめているような、小さい背中を見つける。





あまりにも綺麗なその声に、俺は目が、耳が、心が、なにもかも奪われたような気がした。









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くまのぷーさん - あ〜もう、本当に良かったです!やっぱりなーちゃむさんにリクエストして本当に良かったです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2016年4月29日 20時) (レス) id: cf8db695fd (このIDを非表示/違反報告)
くまのぷーさん - なーちゃむさん» あ、今気がつきました笑 本当に嬉しいです!私のリクエストが長編にして下さって……………。光栄です!こちらこそありがとうございます!続き、楽しみにしてますね♪ (2016年4月15日 20時) (レス) id: cf8db695fd (このIDを非表示/違反報告)
なーちゃむ(プロフ) - くまのぷーさんさん» いつもありがとうございます(;_;) このお話の案、短編の時にリクエストしてくださったのを元にしてます、あっちでもお伝えしたのですがここでも一応、笑 これからもよろしくお願いします(>_<) (2016年4月15日 13時) (レス) id: 3a9aed4a40 (このIDを非表示/違反報告)
くまのぷーさん - 涼太くん、うまく言えないですけどいいですね!ナンパされたいです笑 続き、楽しみです!頑張って下さい(^ ^) (2016年4月14日 23時) (レス) id: cf8db695fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なーちゃむ | 作成日時:2016年4月14日 0時

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