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「 分かったから、もう離してください… 」
『 やだ。』
「 だから！そういう思わせぶりなとこ嫌いって！ 」
『 思わせぶりなんかじゃない。』
「 …意味、分かんない！離して！ 」
『 Aのことになると、俺全然余裕なくなんだよ。』
「 …は？ 」
『 …昨日だって、まじでどうしようってめっちゃ焦って 』
「 何言って… 」
『 この前だって。お前に好きな奴いるって知って、本気で折れそうになった。
もしかして涼太のことなんじゃないか、とか勝手に思い込んで…涼太とお前が話してんの見るとホントに俺かよ、ってくらい焦るし、モヤモヤするし… 』
『 俺がこっち引っ越してきてから、ずっと一緒にいて、きっと違うってずっと思うようにしてた。兄妹的な好意だ、って。』
腕が解かれて先輩がふぅ、と息を吐く。
混乱と恥ずかしさで顔を背けて床を見てると、こっち見て、と顔を持ち上げられる。
いつもは白い先輩の顔は、少し赤みを帯びてて、今まで見たことないくらいに優しかった。
『 俺、ずっと好きだった。Aのこと。』
何も躊躇わないで先輩の口から出たその言葉は、シャボン玉みたいにフワフワしてて、心地が良かった。
『 …ごめん、帰ろっか。もうチョコ渡せたの？ 』
「 ……ずるい 」
『 ん？ 』
私より先に階段を下りる先輩。
今度は、私が先輩より少し高くなる。
「 言い逃げ、ずるいです。」
『 …いや、返事いいから。もう、うん。』
「 私も、好きです。ずっと。多分、先輩より。」
…もう逃げるのはやめよう。
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なーちゃむ(プロフ) - はまはまさん» はじめまして、はまはまさん！ 素敵な日にとっても素敵なコメントありがとうございます（ ; ; ） また、読みに来てあげてください( ^_^)！！ (2018年2月15日 12時) (
レス) id: 3a9aed4a40 (このIDを非表示/違反報告)
はまはま(プロフ) - なーちゃむさん初めまして！HappyValentineです！毎年バレンタインの日はこのお話を読みに来ています！ことしも幸せな気持ちで1日が始められそうです！ (2018年2月14日 3時) (レス) id: f7d78aeb4d (このIDを非表示/違反報告)
かーこ(プロフ) - 亜嵐くん最高です！！！！！ (2016年5月8日 0時) (レス) id: ccbb1a556a (このIDを非表示/違反報告)
かーこ(プロフ) - 初コメです！めっちゃキュンキュンしました！！！！！この小説凄い好きです！！！！！ (2016年5月8日 0時) (レス) id: ccbb1a556a (このIDを非表示/違反報告)
もこ - なーちゃむさん» 涼太もののちゃんも可愛くてきゅんきゅんしました!!次のお話も楽しみです!!更新待ってます!! (2016年2月20日 22時) (レス) id: 046521ccc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーちゃむ
| 作成日時：2016年2月13日 0時
