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聞いたことないくらいの低い声で私より5段分下から私に呼びかけるのは、



他でもない、白濱先輩。









『 俺との約束すっぽかしてまでここで泣くことが大事? 』









1段1段近づいてくる先輩。



…どう見ても怒ってる。



怒りたいのは私のほうだよ。









「 先にすっぽかしたのは先輩じゃないですか 」



『 は? 』



「 なんで先輩が怒ってるの?いつもすぐ迎えに来てくれてたじゃないですか。なのに今日はあの子との待ち合わせの方が大事だったんですよね? 」



『 …A、話聞いて 』



「 先輩なんでこんなとこいるんですか?あの子のとこ行かなくていいんですか?

…なんでこんな思わせぶりなことするんですか? 」



『 聞けって! 』



「 怒鳴らないで!

…私先輩のそういうとこ、大嫌い。」



『 Aっ! 』



「 やめてください!触んないで!」









1段すれ違うと、先輩に腕を掴まれる。


いつもより少し背の高い先輩に抱きしめられると、いつもと同じ香りがした。









『 お願い、A。聞いて。』



「 やだ!聞きたくない。」



『 告白された。』









…なんで、そんなこと言うの?




分かんない。分かんないよ先輩。何がしたいの?









「 …離して。」



『 断った。付き合えないって。』



「 もう、いいです… 」



『 帰り、迎え行かなくてごめん。
ただ、ちゃんと断りたかったんだ。その事優先したこと、ちょっと後悔してる。でも、このまま断らないでそのままにしてた方がもっと後悔したとおもう。』



「 はなしてよ… 」









人の話聞かないのは先輩の方じゃない。



離してと言うたびに腕の力が強くなっていく。

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なーちゃむ(プロフ) - はまはまさん» はじめまして、はまはまさん! 素敵な日にとっても素敵なコメントありがとうございます( ; ; ) また、読みに来てあげてください( ^_^)!! (2018年2月15日 12時) (レス) id: 3a9aed4a40 (このIDを非表示/違反報告)
はまはま(プロフ) - なーちゃむさん初めまして!HappyValentineです!毎年バレンタインの日はこのお話を読みに来ています!ことしも幸せな気持ちで1日が始められそうです! (2018年2月14日 3時) (レス) id: f7d78aeb4d (このIDを非表示/違反報告)
かーこ(プロフ) - 亜嵐くん最高です!!!!! (2016年5月8日 0時) (レス) id: ccbb1a556a (このIDを非表示/違反報告)
かーこ(プロフ) - 初コメです!めっちゃキュンキュンしました!!!!!この小説凄い好きです!!!!! (2016年5月8日 0時) (レス) id: ccbb1a556a (このIDを非表示/違反報告)
もこ - なーちゃむさん» 涼太もののちゃんも可愛くてきゅんきゅんしました!!次のお話も楽しみです!!更新待ってます!! (2016年2月20日 22時) (レス) id: 046521ccc3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なーちゃむ | 作成日時:2016年2月13日 0時

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