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『 A〜終わった? 』
「 あ、はい! 」
3年前の冬、私には勿体無いくらいに素敵な彼がいた。
背が高くて、笑顔が素敵で、紳士的で、スタイリッシュで、もう褒めたらキリがないほどの。
あ、あと歌がすっごく上手。
演技は、下手だと言えば下手だし、上手と言ったら上手。 …怒られちゃうかな、笑
龍『 敬浩さん!お疲れさまです!あっ、これ!これこれ!! 』
「 わっ、! 」
敬『 おっつ、おい数原てめぇ 笑 』
龍『 す、いません 』
明日の撮影に備えて、メンバーと打ち合わせをしていた時、丁度終わったタイミングで会議室に入ってきた敬浩くん。
そんな敬浩くんを見つけて、鞄の中からマフラーを取り出して入口まで駆け寄ったのは数原くん。
完全に敬浩くんしか視界に入ってなかった私に、数原くんがとんっとぶつかった
たったそれだけなのに前によろけたのは、下ろしたてのピンヒールのせい。
「 あ、ありがとう、敬浩くん、」
敬『 ん 』
龍『 ごめんAちゃん、大丈夫? 』
「 大丈夫! 私こそごめんね 」
敬『 てかそれあげるって言ったのに〜 』
龍『 や、こんなの貰えないですって 笑 』
亜『 Aちゃんさ、明日ちょっと早く来れたりする? 』
「 うん、来れるよ 」
亜『 確認したいことあるから頼めるかな? 』
隼『 あ、あとこれ 』
「 分かりました! ありがとう隼くん 」
軽くフィッティング程度に着けてもらってた指輪を、隼くんから受け取って、ケースに入れながら改めて敬浩くんの元に。
数原くんの首にマフラーを巻き付けて遊んでる敬浩くんは、先輩と言うより近所の優しいお兄さん。
「 帰ろ、敬浩くん 」
敬『 おーう 』
亜『 お疲れ様でした 』
「 明日もよろしくお願いします 」
裕『 バイバイ 』
「 バイバイ、笑 」
みんなとバイバイして、先に失礼すると、すんなり包まれる私の手。
あぁ好きだな、って思える瞬間。
すごく、幸せ。
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菜緒子(プロフ) - いきなりスミマセンf^^*) Snow Whiteホントに大好きです!!!何回も何回も読み返してます!!また龍友メインのお話を書いてくれませんか?たのしみにしてます!! (2017年6月14日 1時) (レス) id: 903269e808 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - はじめまして(*^^*)このお話大好きです!!私、龍友ファンなので龍友メインのお話でテンションアガってます(≧∇≦)これからも更新頑張ってくださいo(`ω´ )o楽しみにしてます♪( ´▽`) (2016年11月23日 14時) (レス) id: 10446014c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なーちゃむ | 作成日時:2016年11月21日 19時