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涼『 早かったね、飛ばしてきたの？ 』
「 …りゅうと、」
私を支えてた涼太くんの腕を離して、掴んだままの腕に力を込める。
痛いよ、って言うと、素直に腕を離してくれて、ため息つきながら、涼太くんに向き合う龍友。
龍『 お前、本気？ 』
涼『 本気だよ、本気でAさんが好き 』
龍『 … 』
涼『 …じゃ、俺帰るね 』
「 え、やだわたしも、」
龍『 お前は俺と。』
涼『 よかったね、龍友くん来てくれて 』
そう言いながら立ち上がると、私の頭を撫でてふわっと笑う。
背の高い涼太くんを見上げると、隣に立ってる龍友から聞こえるため息。
涼『 気を付けてね、Aさん 』
「 …うん、」
龍友とすれ違う時、龍友に何かを呟いてから、すぐに私に振り向いた涼太くんは無言で口を動かす。
“ 頑張ってね ”
ほんとに、涼太くんにはなんでも見透かされてるんだと思う。 涼太くんは超能力者。多分きっと。
龍友と取り残された公園に、冷たい空気が流れる。
寒くて肩を竦めると、自分に巻いてたマフラーを私の首に巻き付けてくれた。
「 …怒ってたくせに 」
龍『 早く帰るよ 』
ゆっくり私をベンチから引っ張りあげて、想像より遥かに優しい声で私にそう言う。
…なにこれ、夢？
お酒なんて、飲むんじゃなかった。
もっと、
もっと、
…ちゃんと龍友を感じたかった。
私の腕にある、優しい熱に泣きそうで、マフラーに顔をうずめると、鼻を覆う龍友の香り。
もう、狡い、こんなの。
好きから抜け出せなくなる。
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菜緒子(プロフ) - いきなりスミマセンｆ^^*) Snow Whiteホントに大好きです!!!何回も何回も読み返してます！！また龍友メインのお話を書いてくれませんか？たのしみにしてます！！ (2017年6月14日 1時) (
レス) id: 903269e808 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - はじめまして(*^^*)このお話大好きです！！私、龍友ファンなので龍友メインのお話でテンションアガってます(≧∇≦)これからも更新頑張ってくださいo(｀ω´ )o楽しみにしてます♪( ´▽｀) (2016年11月23日 14時) (レス) id: 10446014c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーちゃむ
| 作成日時：2016年11月21日 19時
