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涼『 アメ1粒で恋に堕ちたんだ 』
「 まぁ、うん、そう 」
カルビと、追加のタン塩が同じ網に乗ってるカオス感。
私のお皿にタン塩、自分のお皿にカルビを乗せてトングを手放す。
…くそぅ、好きなもの見破られてる。
涼『 もしさ、』
「 うん? 」
涼『 その日に衣装部屋に来たのが、龍友くんじゃなくて俺だったら、アメあげたのが、同じ部屋で一晩過ごしたのが俺だったら、
Aさんは俺を好きになってた? 』
「 …どうだろう、多分、なってないと思う。」
涼『 ふーん 』
「 涼太くんさ、本気? 」
涼『 なーに? 』
「 その、私のこと、」
涼『 …龍友くんと何かあったら俺のとこにおいでよ 』
「 なにそれ、」
涼『 いいじゃん、敬浩さんと別れた時も、そうやって龍友くんについて行ったんでしょ? 』
「 … 」
涼『 あ、ほらまた 』
「 …何? 」
涼『 龍友くんと一緒、自分が不利になると黙り込むの 』
「 そんなこと、」
涼『 あ、ほら早くこれ食べて、鶏肉食べたいんだって 』
タン塩、全部私が食べてる。
貼り付けた笑顔をそのままに私のお皿にばっかタン塩を乗せて、空いた網に鶏肉を乗せていく。
結局、涼太くんがどこまで本気なのか分からずじまい。
涼太くんと話してると、分かってたと思い込んでたことも分からなくなる。
龍友の代わりに涼太くん、なんてそんなこと出来るわけないじゃない。
いくら嫌いになろうと思っても、何度失望しても、何を言われても、心の中に居座って退かないんだもの。
とっとと振られようなんて考え、甘すぎる。
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菜緒子(プロフ) - いきなりスミマセンf^^*) Snow Whiteホントに大好きです!!!何回も何回も読み返してます!!また龍友メインのお話を書いてくれませんか?たのしみにしてます!! (2017年6月14日 1時) (レス) id: 903269e808 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - はじめまして(*^^*)このお話大好きです!!私、龍友ファンなので龍友メインのお話でテンションアガってます(≧∇≦)これからも更新頑張ってくださいo(`ω´ )o楽しみにしてます♪( ´▽`) (2016年11月23日 14時) (レス) id: 10446014c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なーちゃむ | 作成日時:2016年11月21日 19時