my prince . your princess

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「 きかんげんてい... 」









好きなチョコのお菓子に、期間限定の''とちおとめ味''が追加されたらしい。







いつもはビターを買うんだけど、どうもこの期間限定の文字には弱い。









既にカゴには2人分のおつまみとお酒が入ってる。








今日も癒してもらおう、彼に。









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「 ただいまぁ〜？ 」








『 あ、おかえり〜 』









玄関まで迎えに来ることもなく、ただいまのキスをするわけでもない。






けど、この感じが落ち着く。









「 ねぇ裕太〜 裕太の好きなビールなかったの 」






『 えぇ、まじか、まぁでもなんでも飲めるし気にせんと飲も飲も 』







「 明日お仕事は？」







『 明日は午後から雑誌の取材と〜あれ、あとなんやったっけ？ 』






「 あーあ、また亜嵐くんに怒られちゃうよ？」






『 でも集合時間はバッチシや。 』









絶対14時半や、玲於と一緒に行くんやもんどっちにしろ玲於がウチくる言うてたし大丈夫やろ





やけに自信満々に曖昧な情報を口にして一人で納得する裕太。





さっき会社でも似た光景を見た。









「 今日ね、会社で後輩たちに'先輩は隠れ天使だ'って言われたの」






『 隠れてへんやん天使やん 』









ぷしゅ、と缶ビールを開けながら何言ってるんだと目線で訴えてくる。







いやそれは裕太の前だからで...









『 あ、俺が知ってるAは俺しか知らんのか 』

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