My only superman II

22. ページ19

話も終わって慌てて帰ってきてくれた勇人くんは引越しの事もあり、一旦自宅に戻るとの事。

蓮「そういえばしわくちゃなってたから帰りに紙袋変えて貰ったからちゃんと渡すんやぞ？」


蓮はいつもそう。私の行き届いてない所を知らないうちにカバーしてくれてる。
勇人くんへのプレゼントという事はお見通しのようで、買った時の状態にして持ち帰ってくれてた。

『ありがとう。今度ご飯でも御馳走させてね』


勇人くんと蓮のおかげで話は円滑に進んで明日からの3日間で勇人くんのマンションへの引っ越しが決まった。蓮や梅ちゃんが手伝ってくれるみたいで本当周りに恵まれた。
勇人くんは試合もあるだろうし、帰ってくる場所だから少しでも早く片付けたいなと思っていた。だから手伝ってくれる人が多いに越した事はない。


家電とか要らないものはこの際だから処分すればいいし、足りない物は落ち着いたら買いに行けばいい。
急に決まった引越し、これから始まる勇人くんとの同棲。


蓮「変な事考えずに楽しめばいいと思う。俺が思ってた以上に遥か上を行く人やわ、勇人くん」


不安が顔に出てしまっていたのだろう。蓮の言葉にハッとした。
職業柄一緒にいる時間は長くはないけれど、勇人くんはいつも安心させてくれてるし、今回も安心できる方法を提案してくれる。


『そうだよね。楽しまなきゃだよね』


あとは犯人が捕まるだけ。

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