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ー翌日ー
昨日泣きすぎたからかいつもより瞼が重たい。知らないうちに眠っていてしっかりケアもしていなかったから腫れているのが分かる。冷やしたタオルを目に当ててソファーで考え事。
あんな事勇人くんに送ってしまったけど、好きなのに変わりはなくて色んな思いが頭を駆け巡っている。
蓮「俺今日は数時間打ち合わせあるから家出るけど大丈夫?」
『…大丈夫。困ったら梅ちゃんにでもお願いするし、蓮はちゃんと仕事してきて。…色々ごめんね』
蓮「謝る事ないって!悪いこと何にもしてないんだし」
弟なのにこういう時いつも以上にしっかりしている蓮。助けてくれて支えてくれて本当頭が上がらない。
ピンポーン
蓮は仕事に行くはずだし、誰だろう。インターフォンを取り蓮が家にあげたのはまさかの勇人くんだった。
思いもしなかった勇人くんの訪問に顔を見たら自然と涙が頬を伝っていた。
蓮は勇人くんに軽く挨拶をして、私の耳元で「ちゃんと話すんやぞ」って小声で言って仕事へ行った。
蓮が仕事に行って家主のいない家に二人きりになった。先に口を開いたのは勇人くんだった。
「大変な時に側におらんくてごめん。辛かったよな…」
そう言って逞しい腕の中で優しく抱きしめられた。大好きな彼の腕の中で子供のようにわんわんと泣いた。
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ゆゆ(プロフ) - 更新とっても嬉しいです!キャプテンお誕生日おめでとうございます☆これからも楽しみにしております♪温泉話も楽しみです!番外編の第2子(赤ちゃん)も誕生しますかね?妊娠設定だったので気になりました。 (2020年12月15日 19時) (レス) id: bd22c92754 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mimi | 作成日時:2019年9月9日 18時