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指定された場所に向かう
久しぶりのお洒落もできたし
外出もできたから
やっぱり足取りは軽くて
あっという間にお店に着いてしまった
近所にこんな素敵なバーがあったなんて
お店のドアに手を掛けようとしたが
入ったところでお互い顔も知らないから
一応連絡だけ入れておこう
Aお店の前に来ました
既読になったことを確認してから
ドアに手をかける
「いたっ」
お店側からもドアが押され
勢いよくおでこにぶつかる
驚きと痛さに思わず蹲った
？「すんませんっ！大丈夫ですか？」
男の人が出てきた
「っ大丈夫です」
結構痛いけど私がここにいたら邪魔になると思い
俯いておでこを抑えながらお店に入る
？「もしかしてA...さん？」
「えっあ、そうですけど」
付いてきて、と言われ
奥の席に案内された
？「お酒飲める？何か食べたいのある？」
メニュー表をもらい、注文をした
「あ、あの、その...」
勢いで来てしまったが故
いざ目の前にすると緊張する
ましてや、眼鏡をかけているから
顔がよく見えないし
濱「おでこ大丈夫？」
ふわっと前髪が浮いて
親指で赤くなっているであろう
ぶつけた場所を撫でてくれた
ドキッとしながらも平常心、と落ち着かせ
「はい。こちらこそびっくりさせてごめんなさい」
それならよかった、と彼が眼鏡を外した
濱「改めて、濱家隆一といいます」
「え、ご本人...ですか？」
濱「俺のこと知ってくれてるの？」
ポケットから出したスマホは
かまタクのケースがついていて
サングラスも、帽子も、ほくろの位置も
あの濱家さんに違いなかった
「YouTube見させてもらってますっ」
濱「そうなんや、ありがとう笑」
クシャッとした可愛い笑顔をみて
私の心は跳ねるばかり
とても冷静になれる状況でなくなった私は
いつもよりペースを上げて飲んでいた
濱「Aちゃん、大丈夫？顔真っ赤やで」
話していくうちに濱家さんが名前で呼んでくれるから
完全に濱家さんペースに飲み込まれていった
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いたちっこ(プロフ) - かのんさん» コメントありがとうございます！一気読みしていただき、感想も嬉しいお言葉ばかりで励みになります。ゆっくりではありますが、更新していきますので、お待ちいただければと思いますm(__)m (2022年6月12日 11時) (
レス) id: 7a239ea833 (このIDを非表示/違反報告)
かのん - めちゃめちゃキュンキュンしながらイッキ読みさせていただきました!濱家さんの繊細な感じが私のイメージ通りですっごく好きです!お忙しいとは思いますが、続きを楽しみに待っています! (2022年6月6日 0時) (レス) @page21 id: 9d37b18fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いたちっこ | 作成日時：2022年1月26日 1時
