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、 ページ30
ｶﾞﾁｬ
「山ちゃん、Aちゃん連れてきたで」
「おー、助かったわ」
ほんじゃ俺戻るわって濱家さんが
楽屋を出ていく
口パクで(行かないで)と言ったけど
濱家さんはただ微笑んだだけだった
沈黙の間があり
私から話しかけた方がいいのか
話しかけてくるまで待った方がいいのか
「そういえばさ、」
急に声がしたから体がビクッと反応した
「、はい」
「服の件なんやけど」
どうしよ、、、
やっぱり怒ってますよね、、
「これどう思う？」
山内さんは自分のスマホ画面を
私に向ける
「へっ？」
「え？」
「これ、、ですか？」
「おん、、、え？」
私の反応が悪いからなのか
またスマホを見る山内さん
「この服ええなーと思ったんやけど
Aはそう思わん？」
「はい、いやそんなことはないです」
「え？笑 それどっち？」
違うんかーとまたスマホを見る山内さん
「あ、あの！」
怒られる覚悟で山内さんに頭を下げる
「山内さんの事をネタにしてスベって
すみませんでした」
「、、、へっ？スベッたん！？」
そんなん知らんねんけどーって
ちょっと膨れ顔、可愛い
「え！？」
「今度はなんや」
ちょっと待って！可愛い！？
山内さんが！？かわいい、、、
意識し出したら目も合わせられない
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作者名：いたちっこ | 作成日時：2022年10月20日 17時
