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「コラ」
「わ、怖い、ごめんなさい」
劇場終わりに待ち合わせ
それに今日更におしゃれしてるから
あんまり他の人に見せたないねん
「言うてくれればよかったのに」
「サプライズしたかったの」
これは成功、、なのかな？なんて首を傾げてるから
サプライズとしては成功、とだけ言った
「賢ちゃん怒ってる？」
「ん」
「やっぱり内緒で来たから？」
「それも少しあるけど他にもある」
「仕事してる時の賢ちゃんも見たいもん
本当にカッコいいし
行くって言ったら絶対ダメって言うでしょ？」
「もちろん」
「だから内緒にしたの！！」
そもそも何で劇場行っちゃダメなの？って
しつこく聞いてくるもんだから
「他のやつにこんな可愛いAを見られたくない
俺よりカッコいい人なんかいくらでもおるから
見んでええの、以上」
そう伝えてまた歩き出した
「あ、ちょっと待ってよー」
ホテルに着いて食事のメニュー表をAに見せる
「へぇー賢ちゃんいつも美味しそうなの食べてるんだね」
「だいたいこのホテルやからほぼ食べたけどな」
「んーと、じゃあ私はパスタにしようかな」
「わかった、ほんなら頼んでおくわ」
しばらくしてご飯が届く
大阪で2人でご飯食べるのは初めてやから
変に緊張してまう
「「ごちそうさまでした」」
2人で少しゆっくりする
「あ、あの、、、」
「ん？」
「実は帰りの電車取ってなくて」
「うん」
「だから、その〜」
「なに？言わないとわからへんよ」
「もう！いじわる！」
彼女の顔は真っ赤に染まっていた
これ以上意地悪するのはやめよう
「俺は最初から泊める気満々やで」
熱い2人の時間はまだまだ続く
end
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作者名：いたちっこ | 作成日時：2022年10月20日 17時
