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風雅「ただいま〜」
「あ、斗亜ちゃんから電話きてた」
家についてケータイを開くと不在着信が一件入っていた
かけ直すとすぐに斗亜ちゃんが出てくれた
「どうした？」
斗亜『ファイル部屋に落ちてへん？』
「あぁ、これかな？オレンジのやつ？」
斗亜『そうそれ！明日1限に使うやつやから、今から取りに行っていい？」
「いいよ、気をつけておいで〜」
ファイルをわかりやすい位置に置いてバイトの準備を軽くしておく
勿論、一緒に帰ってきた人はすでに夢の中
さっきまで漫画読んでたのにもう寝息が聞こえる
そっとブランケットをかけて、洗濯機もかけてしまおう
いそいそと動き回ってるとチャイムが鳴った
斗亜「ごめんなぁ、急に」
「いいよ、逆に取りに来てくれてありがとう」
斗亜「なんでそんな小声なん？」
「あっちで風さん寝てるから、」
斗亜「今日2人バイトなんか、暇やしこたちゃん誘って行こうかな」
「えぇ、来てきて！」
そうやって話し込んでると頭にずしっと何かがのしかかる
まぁその正体は1人しかいないんだけど
「ちょ、重い重い！重いってば！」
風雅「わざと置いてったんかファイル」
斗亜「違うわ！朝あんなけバタバタしてたら忘れるやろ！」
「ほらほら、近所迷惑になるからシー！」
ほっとくとまた小競り合いが始まりそうだったので斗亜ちゃんをうちに通す
冷蔵庫から適当にお茶を出して注ぐ
「ゲームしていい？」って聞かれたので「どうぞ！」と返して机にお茶を置く
「それ私のじゃないんだよ」
斗亜「誰のなんこれ？」
「多分西村じゃないかな」
風雅「あいつ物置すぎちゃう？」
そう言われればこの家には西村の私物が多い
ゲームをはじめ、寝巻きにトリートメント、ワックスも置いて行かれてもはや『西村私物コーナー』ができそうな勢いだ
今も洗濯機の中には彼のパーカーが入ってる
まぁ、バイトの後そのままうちに来ることが多いからなんだけど
斗亜「斗亜もパジャマとか置いてったらダメ？」
「誰が洗濯すると思ってるの」
斗亜「えぇ〜西村くんだけずるいやんそんなん」
口を尖らせて拗ねる斗亜ちゃんの可愛さは女子の私でもお手上げだ
確かに言われてみればみんな泊まりに来たりするけれど西村ぐらいだうちに荷物を置きっぱなのは
風雅「洗濯機鳴ってんで」
「あ、本当だ」
斗亜「ほんならそろそろ行くわ」
「また明日〜」と言って斗亜ちゃんは嵐のように去っていった
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あい(プロフ) - また更新してくださると嬉しいです。よろしくお願いします (2022年5月23日 8時) (
レス) id: a32fa7a3f3 (このIDを非表示/違反報告)
NONAME(プロフ) - また更新してほしいです！よろしくお願いします (2021年11月1日 1時) (レス) @page24 id: 35cbaa669a (このIDを非表示/違反報告)
あや☆彡(プロフ) - 更新ずっと待ってました！これからもゆっくりで大丈夫なので楽しみにしてます！ (2021年8月26日 0時) (レス) id: 406abc7896 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 更新してくださってありがとうございます！めっちゃ楽しみにしてました！ (2021年8月24日 17時) (レス) id: 3887069233 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか - 続きが気になります！更新、待ってます!! (2021年4月23日 15時) (レス) id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬ | 作成日時：2020年12月30日 12時
