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柚月「わ！」
「ちょっと！もーびっくりしたじゃん」
柚月「へへっ、久しぶりで嬉しくて」
次の日
待ち合わせ場所でぼーっと座っていたら柚月が後ろから乗っかってきた
そんな嬉しいこと言われて自然と頬が緩んでしまう
「いこっか！」と言われ歩き出す
柚月「A髪の毛伸びたね」
「逆に柚月は短くなったね」
柚月「そう、竜生もびっくりしてた」
近況を話しながらお店へ向かった
受験が終わってスッキリした、とか
深田先輩が髪の毛を染めた、とか
そんなことを話していたらすぐにお店に着いた
久しぶりにかわいいカフェっていうところに来たからワクワクする
『ご注文は以上でよろしかったでしょうか？』
「はい、お願いします」
『かしこまりました、少々お待ちくださいませ』
と言ってさっとメニューを集める店員さんの胸には初心者マークが小さく刻まれたネームプレートがついていた
そういえばバイト始めたこと誰にも言ってなかったな
「そういやさ、私バイト始めたんだ」
柚月「え、いいな。どんなところ？」
「◯◯駅の近くの洋風居酒屋」
柚月「私もバイト探さなきゃなー」
「一緒にする？」と聞くと「考えとく！」と返される
その後暫し沈黙が走った
4月からお互いクラスが離れたことと、受験勉強に専念していたことから会えていたなかったから少し人見知りしてしまった
柚月「あのさ、」
「うん」
柚月「織山のこと、どう思ってる？」
織山、か
この質問よくされるなぁ
あの日から目が会うたびに挨拶をしていたけれど、いつしか教室にすら来なくなってしまった
しつこくしすぎたかな、やりすぎたかな
「会うたびに挨拶してたんだけど、返ってきたことなかった」
柚月「…うん」
「今度こそ本格的に嫌われちゃったかな」
「等々教室にすら来なくなっちゃって」
なるべく明るい声色で、明るく話してみたけれど内容と雰囲気が追いつかなくて微妙な空気が流れる
潔く諦められたらな、本当に諦め悪いな私
高校卒業しちゃったら彼に会えなくなるかもしれないのに
柚月「Aがさ、」
「うん…」
柚月「織山のこと好きって自覚し始めてから毎日楽しそうだったからさ、私も嬉しかったんだ」
「……」
柚月「でも辛いことの方が多かったんじゃないかって思ったら止めとけばよかったなって……」
そう言って少し涙目になる彼女をみて、自分ももらい泣きしそうになったのを堪える
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ぬ(プロフ) - 大矢さん» そう言っていただけるとは思わなくてびっくりしています(笑)ありがとうございます、頑張りますので引き続きよろしくお願いします。 (2021年2月6日 11時) (
レス) id: 5d74ab8973 (このIDを非表示/違反報告)
大矢 - 素敵な作品で、気がつけば一気に読んでいました！途中から涙が止まりませんでした。素敵な作品に出会えて嬉しいです。続きを楽しみにしています！ (2020年12月14日 6時) (レス) id: adf41a3acd (このIDを非表示/違反報告)
ぬ(プロフ) - あーちさん コメントありがとうございます。嬉しいです！ (2020年12月12日 3時) (レス) id: 5d74ab8973 (このIDを非表示/違反報告)
あーち - 続きがすごく楽しみです！！ (2020年12月6日 1時) (レス) id: 0545fdce9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬ | 作成日時：2020年11月19日 0時
