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「だから、そこは違うって言ってんじゃんバカななせ！」
「バカって言うなよ！てか、ながせな！」
あれから早いもので月日は流れて私たちは3年生になった
クラス替えで見事にバラけた私たち
同じクラスに知り合いがいなくて落ち込んでいたら、これまた黒ちゃんの友達の長瀬が話しかけてくれた
それからほぼ毎日一緒にいる
長瀬「疲れた、休憩しよ」
「長瀬、志望校湧達の大学だっけ」
長瀬「そうよ、黒田くんも一緒」
「いいな、楽しそう」
長瀬「そういうお前は志望校変えたんでしょ、すげぇよなそれで合格勝ち取ってきて」
2年生の3学期、一番最初の面談で志望校を大幅に変えた。
先生がすごくびっくりしていたのを覚えている
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『志望校、書き間違い？』
「いや、本気です」
『だよなぁ』
「無理そうですかね」
『いけないこともないけど、これまたすごい変更だな』
「まぁ……」
『後一年あるし、今の成績キープできてれば余裕だとは思う』
「よかった…」
『何かきっかけでもあったのか？』
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きっかけと言われれば、きっかけだけど
そんな事のために進路を変えたと言えば、「こいつとんでもねぇメンヘラか」と思われそうだからそっと胸にしまっておいた
親に初めて言った時は勿論びっくりしていた
最初は反対してきたけれど、説得して「必ず合格するから」と頭を下げて今日までに至る
無事、一足先に公募推薦で合格を貰った時は一緒に泣いて喜んでくれた
「まぁ、必死で勉強したしね」
長瀬「マジ夏休み辺りのお前すごかったもんな」
「ななせも後少しじゃん、頑張って」
長瀬「ながせね、ラストスパート頑張るわ」
そう言ってまた机に向き出す彼は本当に努力家だと思う
「長瀬いるー？」
長瀬「なんすかー！」
「日本史の教科書貸して」
長瀬「またですか織山くん！」
週に一度の恒例行事、織山がななせに教科書を借りにくる
あれから織山とは気まずくて一切喋らなくなった
挨拶ぐらいはしようと勇気を出してみたこともあったけど、すぐにふいっと目を逸らされて
「あぁ、完全に嫌われたんだな」って認識してからは彼のことを見ることすらしなくなった
織山「頑張ってんな」
長瀬「もうすぐ試験だから」
織山「体調に気をつけて頑張れよ」
と長瀬に声をかけて教室を去っていった
チラッとこちらを見たような気がしたけど、怖くて顔を上げられなかった
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ぬ(プロフ) - 大矢さん» そう言っていただけるとは思わなくてびっくりしています(笑)ありがとうございます、頑張りますので引き続きよろしくお願いします。 (2021年2月6日 11時) (
レス) id: 5d74ab8973 (このIDを非表示/違反報告)
大矢 - 素敵な作品で、気がつけば一気に読んでいました！途中から涙が止まりませんでした。素敵な作品に出会えて嬉しいです。続きを楽しみにしています！ (2020年12月14日 6時) (レス) id: adf41a3acd (このIDを非表示/違反報告)
ぬ(プロフ) - あーちさん コメントありがとうございます。嬉しいです！ (2020年12月12日 3時) (レス) id: 5d74ab8973 (このIDを非表示/違反報告)
あーち - 続きがすごく楽しみです！！ (2020年12月6日 1時) (レス) id: 0545fdce9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬ | 作成日時：2020年11月19日 0時
