short story for･･･ (ページ5)

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hero／藤原竜也ページ5

「お疲れ様でした！車の手配してきますね！」

「うん、よろしく」

私は俳優の藤原竜也さんのマネージャーをしている。

今日の撮影はすべて終了したので駐車場まで1人で行こうと楽屋を出たが･･･

「ここどこ？」

完全に迷った。

広い広いテレビ局の中で。

「どうしよう･･･」

私はオロオロとするしかしなかった。

「あれ？Aさん！」

ふと、後ろから私の名前を呼ぶ声が聞こえた。

「あ、どうも」

振り向くと最近ドラマやバラエティーなどでよく見かける若手俳優の男性が話しかけてきた。

「あの、何で私の名前ご存知なんですか？」

「ん？それはね」

ドンッと壁を打つような音がして自分が彼に壁ドンをされている事に気が付いた。

「君の事女性として凄く興味があるからだよ」

怪しげに笑う彼。

一刻も早くこの状況から抜け出したいが男の力には勝てなかった。

「どいて下さい」

「キスしてくれたらいいよ。Aちゃんから」

「嫌です！」

私が拒否をするのとほぼ同時に彼の顔が近づいてきた。

これは、もしかしてキスされるの？

誰か助けて！

「おい、何してる」

心の中で助けを呼ぶと聞き覚えのある声が聞こえた。

「竜也さん！」

若手俳優は怖気づいて何処かへ行ってしまった。

安心感から私はその場にぺたりと座り込んだ。

「A大丈夫か？変な事されてないか？」

「はい、大丈夫です」

「良かった。いつまで経っても来ないから心配して探してた」

「そうなんですか。すみません」

「いいんだよ。とにかくAが無事で何よりだ」

そういって優しく微笑んでくれる彼は私のヒーローだ。

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「今日ほどデスノートが欲しいと思った事はないよ」
「辞めて下さい！危険です！」
「冗談だよ」