◇123◇ ページ25
頭上から伝わってくる熱や衝撃で、目の前で戦闘が繰り広げられているのが見なくても分かる
早くここから離れないとって思うのに…壁に強く打ちつけたせいか体が動かせない
了平「何だあの炎の塊は！？」
バジル「沢田殿の足元にボンゴレ匣が！」
獄寺「ってことは10代目の匣兵器！」
山本「あれが匣兵器？」
獄寺「どう見ても怪物だぞ」
みんなの声がする…
少しほっとした直後、また大きな音を立てて壁が壊れる
小さな破片が飛んできて少し痛い
ツナ「Aを頼む！」
山本「A！？」
獄寺「あそこだ！」
「…ぅ、」
みんなが駆け寄ってきてくれるのが分かって、何とか重い頭を上げると…
炎の塊のようにも獣のようにも見える“何か”が暴れ回っているのが見えた
「！？」
アレは…何…！？
『ギャオオオッ！！』
ツナ「ぐあっ！！」
「ツ、ナく…！」
獄寺「10代目！…のやろ！」
バジル「待ってください！獄寺殿の嵐の匣兵器の特性は分解…、ヘタをすれば沢田殿の匣兵器を傷つける恐れがあります！」
獄寺「だったらどーしろっつーんだ！これ以上苦しむ10代目を見てらんねぇ！」
バジル「拙者が静めます。その間にAさんを安全な場所へ！」
山本「そうだな、A、立てるか？」
「…うん」
武の問いかけに頷いて、少し動かせるようになってきた体を起こした
けれどやっぱり、まだふらついてしまって…
「っ、」
山本「A！無理すんな」
獄寺「…Aさん、ちょっと失礼します」
「え？」
隼人が私に近づいた
不思議に思っているうちに、ひょいと抱きかかえられる
「っ！？はや、」
獄寺「ここは任せた」
バジル「はい！」
獄寺「Aさん、少し揺れますが医療室まで辛抱してください」
「…、はい…」
びっくりしたし、恥ずかしくて、色々言いたいことが浮かんでくるけど…
隼人の真剣な顔を見たら、何も言えなくなってしまった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイシー(プロフ) - 今まで白ツナや黒ツナ等だったので、ハイパーって新しい！と思ったのと同時にハイパーツナ君に惚れてしまいましたｗハイパーでもツナはツナのままのところとかがすごく可愛らしいし、戦闘シーンはかっこいいです！これからも頑張ってくださいっ!!! (2015年6月22日 7時) (
レス) id: dfd3b15349 (このIDを非表示/違反報告)
あやにゃん(プロフ) - 夏みかんさん、初めまして！ハイパーカレシ、ツナのちょっと不器用な感じと、夢主ちゃんのツナへの思いがもうたまらないです！ご自分のスピードでよろしいので、更新頑張ってください！応援させていただきます！ (2015年6月9日 2時) (レス) id: 75663eea7a (このIDを非表示/違反報告)
ユズ(プロフ) - 突然失礼します。とってもいい小説なのでコメントさせていただきました。ツナさんと夢主の今後が気になりますが、雲雀さんと夢主の関係も気になります!!いったいどんな関係なのですか!?(これは聞いちゃダメか(笑)とっても気になります。頑張って下さい,応援しています。 (2015年5月25日 19時) (レス) id: be793533bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夏みかん | 作成日時：2015年5月21日 16時
