＊ハイパーカレシ２＊ (ページ47)

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◇95◇ツナside ページ47

アジトに帰って来た後

用意してくれていたご飯をがっついて、腹一杯になったところで眠気に襲われ、数時間爆睡し…

目が覚めた頃にはもうとっくに日は暮れていた

寝ている獄寺を起こさないよう静かに部屋から出て、乾いた喉を潤すため食堂へ向かった

リボ「起きたのか」

「ああ…ちょうどよかった、リボーン」

リボ「ん？」

「…話したいことがある」

ずっと気がかりで、頭の片隅でモヤモヤしていたことがある

マフィア関係者がAの名前を知っていることだ

ベル「A～？見てる？」

入江「…直前になって、君は計画の一部をAさんにも話したようだけど」

白蘭は“俺の友人・知人”というだけでボンゴレ狩りの標的にしているから…入江がAを知っていたのは、まだ説明がつく

だとしても…やはりヴァリアーがAの名前をあんな風に呼んでいるのはおかしい

そして、この時代の俺はどういうつもりで守護者にすら伝えていない計画のことをAに話したんだ…？

溜まっていた思考を吐き出すと、黙って聞いていたリボーンはゆっくりとお茶を啜った

リボ「ベルフェゴールが名前を出した時点で、事情を知ってそうな奴らを問い詰めに行くと思っていたがな」

「…フゥ太やビアンキが話してくれるとしたら、とっくに教えてくれてるはずだろ」

リボ「ま、そうだな」

「だから作戦が終わったらちゃんと考えようと、保留していた」

リボ「ツナにしちゃいい判断だ。あの時点で考えても分からなかったと思うぞ」

「…？今なら分かるって言うのか？」

リボ「さぁな。お前次第だ」

…つまり、自分で考えろってことか

口ぶりからして、リボーンはその答えを知っているようだ

それなら恐らくこの時代に生きているビアンキやフゥ太も知っているんだろうが…

教えてくれないということは、過去から来た俺達に言えないようなことなのか…？

この10年後の世界で…Aは一体どういう立場なんだろうか

もし危険なことに巻き込まれていたら…

そしてそれが…俺と関わったせいだとしたら…

A「あれ？ツナくん起きたんだ」

「！…A、」

A「どうしたの？お腹空いた？」

「…いや、」

風呂上がりであろうAは、いつも通り薄着で露出が多く、目のやり場に困る

だからといって指摘するのも……

隣に居るリボーンはドギマギする俺を見てどうせ「ガキだな」とか思っているのだろう