＊ハイパーカレシ２＊ (ページ38)

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「はっ…！！」

私、スカートだから…

向かい側から下着が丸見え…ってことか…！

「ごっ、ごめん…！！」

ツナ「…いや…完全に俺が悪い」

恥ずかしすぎて顔から火が出そう

今日、どんな下着履いてたっけ…と考えて、今度はサァッと血の気が引いた

「ツナくん……見た…？」

ツナ「えっ」

「……」

ツナ「っ…、」

この反応は…完全に見られた…！

今日はこの時代の花がくれた、例の黒いレースのを履いてるのに！

「違うのツナくん！」

ツナ「…え？」

「いつもこういうの履いてるわけじゃなくて…せっかくこの時代の花がくれたからで…！」

ツナ「待てA、落ち着け、俺も落ち着くから」

「う…、ごめん…」

火照った顔を冷まそうと、額に手を当てた

その手に隠れてちらっとツナくんを見たけど、全然落ち着いているように見えるよ……顔は赤いけど

ツナ「…洗濯物ごめん。俺拾うから」

「あっ、いっしょにやる…！」

ツナ「……」

「………」

気まずいってわけじゃないけど…さっきのが恥ずかしくて、何を言っても声が震えてしまいそうで何も言えない…

ツナくん、どう思ったかな…

引かれた、かな…

ツナ「…A？」

「な、なに？」

我に返ってパッと顔を上げると、ツナくんは眉を下げて私を見つめていた

ツナ「その…本当に、ごめん」

頬をほんのり染めたまま、しゅんとして謝る彼は…何だか仔犬みたいに見える

「忘れてくれると…有難いです…」

ツナ「……分かった、忘れる」

「…ふふ、」

こんなに余裕のなさそうなツナくんを初めて見られたのは嬉しい

ツナくんじゃなかったら…きっと私はもっとショックで嫌な気持ちになっていたんじゃないかって思う

ツナ「あった…！」

「！？」

ツナ「お守り…、？」

ツナくんが私の手元にあるお守りをまじまじと見た

「あ、これ、更衣室に落ちてて……そ、それでね」

そうだ、渡さなきゃ

思い出した途端、緊張して鼓動が早くなるけど、お守りを両手で大切に持って差し出した

「傷んでたから…京子ちゃんに教えてもらいながら補修したの…」

ツナ「えっ…Aが…？」

彼はお守りを受け取るとフッと目を細めた

ツナ「…本当だ、綺麗になってる」