教科書通りの丸井ブン太 ページ5
「…!ブンちゃんお待たせ!」
「全然待ってないぜ。じゃ、行くか!」
この待ち合わせのテンプレをやっとやることが出来た…!これをやる瞬間が来るとは思わなかった…!
ブンちゃんと付き合ったのは数週間前、氷帝のヤツらには目が飛び出るほど驚かれたし、終いには「付き合ってるって勝手に思い込んでストーカーするやつとかいるよな!」とか言い出したのでボコボコにしてやりました。
そしてなんとやっとやっとでデート。
今までは中々部活の時間で会えなかったけど…!
「ここ!俺の行きつけ!美味そうだろぃ?」
「うっわ、美味そう。え、行きつけってどのくらいの頻度で?」
「んー1人で来たりもするけど、たまにジャッカル連れてきたりするから…週4ってとこかな」
「え、週4!?」
週4で来てなんでそんなに痩せているの?スイーツはどこに入っていくの?え、
あ、まさか意外と少食なのかな…!なるほど、私の週1が、ブンちゃんでは週4にわけられるってことかな!…それはそれで違うわね
「な!吃驚するだろぃ?これでも我慢してんだぜ」
「ん?ん?我慢?」
「?」
なんか、ブンちゃんって凄いんだな…。
スイーツ系男子…なんか可愛いわね…!
所詮私なんてラーメン女子よ。
「おっ、早速!いただきまーす」
来たものをスグにもぐもぐと口に運んでいく。
うわ、可愛い。その顔で白米食べられるわよ。
「なあなあ、Aも食べろって!」
「へっ、あ、うん!」
突然向けられたフォークに口をつける。
うん、うまい。…わぁ知らずのあいだに間接キス!
「っと、口にクリームついてるぜ」
私の口の端に自分の指をつけ、その指をペロッと舐め上げるブンちゃん。
…えろい!最高にえろいよ…!
何か、漫画に描くような光景ばっかでパンクしそう。
「食った食った!」
その後大量に食べたブンちゃんと私は並んで駅まで歩いていく。
「なぁ、手繋いでいいか?」
「もっもちろん!」
ブンちゃん、なんか手慣れている…!私もう頭がくらくらするよ…!
「んじゃ、またな」
「ま、またね!」
そのまま解散し、少し寂しいなと思っていると、急に頬の当たりに温かいものが。
え、…え?
「じゃな!」
そのままブンちゃんは去っていった。
「ブンちゃん、何じゃあのマニュアル通りのシュチュエーションは」
「天才的だっただろぃ?頑張って勉強したんだぜ。デートの仕方」
「プリッ…おまんのそう言うとこ、可愛ええと思うわ」
「さーて、次はどこ行こうかな!」
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たかぴん(プロフ) - 咲朱さん» コメント&リクエストありがとうございますー!侑士君ですね!了解致しました!直ぐに書かせていただきます! (2018年8月22日 3時) (レス) id: 6dfb5bb15c (このIDを非表示/違反報告)
咲朱(プロフ) - こんばんは!いつも素敵な小説ありがとうございます!リクエストなんですけど、侑士くんが好きなのでお時間に余裕がありましたら侑士くんをお願いしたいです! (2018年8月22日 2時) (レス) id: a3f6873bd2 (このIDを非表示/違反報告)
たかぴん(プロフ) - アルテミスさん» またまたありがとうございます!!面白いと言って頂けてとてもやる気に満ち溢れます(笑)是非これからもよろしくお願い致します! (2018年8月19日 8時) (レス) id: 6dfb5bb15c (このIDを非表示/違反報告)
アルテミス(プロフ) - ジローちゃんの悪口しかないのが面白かったです!更新頑張ってください! (2018年8月18日 7時) (レス) id: 2cc54b766f (このIDを非表示/違反報告)
たかぴん(プロフ) - 日吉若の妻オカルト心霊大好き女子さん» そう言っていただけて光栄です…!是非またよろしくお願い致します!! (2018年8月14日 23時) (レス) id: f6bd9ab8eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たかぴん | 作成日時:2018年8月12日 3時