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prologue ページ1
「……遅いな」
ここは北海道、白恋中学付近にあるグラウンドまだ少し肌寒い空の下グラウンドの脇で一人、少年が立っていた。
彼の名前は雪村豹牙
白恋中学のサッカー部に所属するサッカー少年である。何故彼が一人でこんな寒空の下じっとしているかというと、彼は彼の師を待っているからだ
「……っくし！」
流石に冷えてきたのか、くしゃみが飛び出し、頭の赤くなった鼻を擦ると首元にフワリとした感触と、柔軟剤の優しい香りが鼻を掠めた。
驚いて後ろを振り返ると「風邪ひくよ」とよく聞きなれた声が聞こえた
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作者名：卯月龍 | 作成日時：2017年8月21日 4時
