気の向くまま４７ ページ49
──────お前に、戦ってほしい──────
次の日、学校への登校中。
私は、迷っていた。
兄さんを殺したラオーベファミリー
憎くないわけがない。
でも、兄さんが殺されたのは、私とさして年齢が変わらない頃。
強かった兄さんが、適わなかった相手。
そして、おそらく
そのラオーベファミリーってのに
私は、昨日会っている。
──────今回は見逃してあげるよ
そう言った、アイツ。
アイツだ……。
今の私は、きっとアイツには勝てない。
「氷室さん！！」
『沢田くん？……何か用？』
学校に行って、授業を受けて
お昼休み時間、沢田くんが声をかけてきた。
傍には当たり前の如く、獄寺くんと山本くんもいる。
「用っていうか……昨日、氷室さんのところに誰か来なかった？」
『あぁ、そうだね。色々来たよ』
アイツとか……父さんとか……
色々な人が来たさ。
面倒事を引き連れて……。
「そのことについて、話があるんだ。
今から屋上に良いかな……」
『……分かった』
まぁ、言われることは大体予想がつく。
屋上にて……
「───ということで、リボーンの話だと、その�爛薀�ーベファミリー�瓩辰討いΕ泪侫�アが近々襲ってくるらしいんだ」
ほら。
聞いた話は、だいたい父さんが言っていたことと同じだった。
「ソイツらがいつ襲ってくるか分からないけど……、出来たら氷室さんにも一緒に戦ってほしいな……って……
えっと……無理にってわけじゃないけど……危ないし…………」
『───……一週間後』
「え？」
『そのラオーベファミリーが襲ってくるのは、多分一週間後だよ』
「何でテメェがそんなこと分かんだよ」
『昨日、私のところに来た奴が言っていたんだよ。
───一週間後にまた会おう
ってね……』
睨んで聞いてきた獄寺くんに答える。
目の前で、心配そうな表情で見てくる沢田くんにも説明する。
……一緒に戦ってほしい……か。
『正直、リングのこととかどうでも良いけど
昨日、私のところに来たあの男には、酷くムカついたんだ』
……それに
兄さんのこともあるし……
『少し私情を挟むけど、それでも良いなら協力するよ』
そう言った私に
沢田くんは笑顔で言ったんだ。
ありがとう！！
って……。
まったく、
遠いな……大空は……。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 119人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
氷凛(プロフ) - たけちゃんさん» ありがとうございます！ そっち行きますね！ (2019年1月14日 15時) (
レス) id: f4be4844b9 (このIDを非表示/違反報告)
たけちゃん(プロフ) - やっぱなんでもないです！友達申請してきました！ (2019年1月14日 14時) (レス) id: f1405591e3 (このIDを非表示/違反報告)
たけちゃん(プロフ) - 氷凛さん» いや、暇人なんすよ笑友達ですか〜いいですね！どうやったらなれるんですか？ (2019年1月14日 14時) (レス) id: f1405591e3 (このIDを非表示/違反報告)
氷凛(プロフ) - たけちゃんさん» 早いっすねww ありがとうございます！ ……あの、相談なんですが、良ければ友達になりませんか！？？ (2019年1月14日 14時) (レス) id: f4be4844b9 (このIDを非表示/違反報告)
たけちゃん(プロフ) - めっちゃいいお話っす！お気に入り登録しました！更新頑張ってください！ (2019年1月14日 10時) (レス) id: f1405591e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：氷凛 | 作者ホームページ：http://123
作成日時：2019年1月14日 1時
