気の向くまま４０ ページ41
「礼を言いに来た」
と、鉄球を持った彼は言った。
ランチアさんというそうだ。
「ランチア……。あのランチアが何故……」
「あいつ何者？」
「北イタリア最強と恐れられた……ファミリー惨殺事件のランチア」
……何で皆さん、そんな人と知り合いなんですか？
え？おかしくない？？
……あ、今更ですね。分かります。
「ししし、そー来たか。そんじゃ……
とっとと済まそうっと♪」
その掛け声と共に、沢田くんに投げられたナイフ。
「おっと、そーはいかねーぜ」
しかしそれは、一足早く動いた山本くんに防がれた。
「ムム、こうなると……」
「逃がさない」
もう一人、フードを被った赤ん坊も、黒曜の女の子にやられていた。
「ねぇ、決着つけようよ」
好戦的な風紀委員長に……
「いかせんぞ」
勝利しか見ない笹川先輩……
「１０代目！お怪我は！？」
「ありがとう。大丈夫！」
互いを信じる、右腕と沢田くん……
これは……
『そろそろ、終わりにしようよ』
もう、ヴァリアー側に打つ手はない。
「てめーら全員！呪い殺してやる！！！」
負けを悟ったザンザス。
これで、戦いは終わったのだ。
終わったな……と、安心する耳に、やけに響いた銀髪で長髪の彼の声。
名前は確か……スクアーロ。
「これでガキ共はこちらの世界の人間だ。
いずれ後悔するだろう。この戦いで死んでいた方が良かったとな」
�爐海舛蕕寮こΝ瓠帖帖�
私も、そっちに入ってしまったのだろうか。
「それでは、リング争奪戦を終了し、全ての結果を発表します。
ザンザス様の失格により、大空戦の勝者は沢田綱吉氏。
よって、ボンゴレの次期後継者となるのは
沢田綱吉氏とその守護者七名です」
……不可抗力だ。
なんて、今更あがいて、認められるだろうか。
少し、これからが楽しみだな、なんて思っても良いのだろうか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 119人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
氷凛(プロフ) - たけちゃんさん» ありがとうございます！ そっち行きますね！ (2019年1月14日 15時) (
レス) id: f4be4844b9 (このIDを非表示/違反報告)
たけちゃん(プロフ) - やっぱなんでもないです！友達申請してきました！ (2019年1月14日 14時) (レス) id: f1405591e3 (このIDを非表示/違反報告)
たけちゃん(プロフ) - 氷凛さん» いや、暇人なんすよ笑友達ですか〜いいですね！どうやったらなれるんですか？ (2019年1月14日 14時) (レス) id: f1405591e3 (このIDを非表示/違反報告)
氷凛(プロフ) - たけちゃんさん» 早いっすねww ありがとうございます！ ……あの、相談なんですが、良ければ友達になりませんか！？？ (2019年1月14日 14時) (レス) id: f4be4844b9 (このIDを非表示/違反報告)
たけちゃん(プロフ) - めっちゃいいお話っす！お気に入り登録しました！更新頑張ってください！ (2019年1月14日 10時) (レス) id: f1405591e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：氷凛 | 作者ホームページ：http://123
作成日時：2019年1月14日 1時
