絶対可憐チルドレン＆兵部京介―未来の2人の女王― (ページ33)

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第31話　　過去の夢ページ33

A「私達、少しだけ仮眠するわ」
近くのベットにA、瑠華、薗子が倒れこむ
この3人は3日間一度も睡眠をとっていないのだ

葉「こいつらも頑張りすぎなんだよなぁ…」
葉があきれる

紫穂「…サイコダイブしてもいいかしら？」
紫穂が尋ねる

真木「あぁ」
それと同時に薫、紫穂、葵、賢木が目をつぶってお互いの手を取り合う

皆本はいかなかった

皆本いわく「普通人の僕がいっても逆に怒らせるだけだから」という理由だ

ユウキ「俺とヒノミヤでガキどもの飯作ってくるよ。あと皆本も来い」
ユウキが命令口調でヒノミヤと皆本に押し付ける
…まぁ自分もやるのだが

紅葉「頼んだわよ」
ヒノミヤ「なんで俺まで…」
皆本「僕が一から教えてやってもいいぞ」
ユウキ「ヒノミヤ、お前黙れ。俺と同じ新人だろ？あと皆本マジ頼む」
3人は扉から消えて行った

***********

Aたちが入れなかった場所へ薫たちは足を入れていた

記憶が現れる

ガタンッ！

「隊長！お聞きですか！？昨日の広島爆撃！」
「あぁ」

「新型爆弾だそうだな。君達はよくやってくれたが、この戦争は終わりだ。道はもう無条件降伏しかない」
兵部「そんな！？」
「この国にはもうまともな戦力などない。超能部隊も君以外全員が負傷している」
兵部「1人でも戦えます！せめて新型爆弾の二度目の攻撃は阻止してみせます！」
「もういい」
兵部「っ！？」
コツコツコツ…
歩いて何かの機械がある方へ向かう人
機械には【號八・伊】とあった
「この先の運命はもう決まっているのだ。敗戦、復興、そして次の破滅」

薫「次の破滅って…！？」
賢木「もしかして薫ちゃんが未来で女王と呼ばれていることかもな」

隊長が退くと同時に兵部が来る

兵部「それは？」
「死亡したイルカの脳だよ。これを解析した結果、彼らは我々に予知の一部を隠していたことが判明した」
兵部「えっ！？」
「戦後、超能力者は増えつづける。そして…君はそのリーダーとなり世界を滅ぼす」

薫/紫穂/葵「っ！？」
賢木「やっぱな」

そこで記憶は途切れ、また記憶が映る

そこではもう兵部は撃たれ、蘇り早乙女を殺していた

薫「京介――――」

そこで記憶は途切れ、また最初からになった
ループしているようだ

紫穂「ずっと過去を見せられていたのね」
葵「後は兵部少佐を見つけ出すだけや！」
4人はあたりを見わたす

薫は顔を上に向けたまま止まる

「あそこ！」