色男 瀬戸康史 ページ5
「瀬戸さん今日も安定にカッコよすぎるんだけど」
「ほんとに目の保養だわ」
前のデスクで繰り広げられる女子トーク
その内容に妬いてしまう私はまだまだ子供だ
「轟さんこの資料コピーお願い出来る？」
「はい！！」
なにメロメロさせてんだよイケメン
仕事とはわかっていながらも
他の女の子に笑いかけて欲しくない
私わがままだな〜
情けない…
「山本さん、会議の資料組みお願い出来る？」
「あっ、はい…」
ダメじゃん、仕事なのにこんな態度
自分が子供すぎて本当に腹が立つ
そんな気持ちで仕事に対するやる気も綺麗な晴れた空も消え去っていく
空も心も雨ってか…
いや、寒すぎだから
「…」
あー、もう1分で終わらしてやるー
と不可能な目標を設定し仕事に没頭した
___
ダメだ頭痛すぎる
多分雨のせいかな
無理だ吐きそう
少し休もうと休憩室へ向かう
頭痛薬を飲んだので少しで治るとは思うがここは自分を甘やかしてゆっくり休むことにした
すると目の前に置かれるホットココア
顔を見上げると心の雨の原因の彼が居た
「こんなベタな事する人だったっけ？」
頭痛くなった彼女に気づいたのかわかんないけど、このタイミングで来るってドラマみたいねなんて思いながら…
「なに、どういうこと？」
「いや、こっちの話…」
前のイスに腰を降ろす彼
少しの沈黙が流れて彼が話し始めた
「まあしかしヤキモチ妬きの彼女が居ると困っちゃうね」
「気付いてたのね」
「気づかない訳ないだろ？どれだけ見てきたと思ってんだよ」
「…」
「なあA…」
「仕事ってのはわかってる。別に話すな何て言わない。けどやっぱり不安になっちゃうんだよね…」
小さいよね…何て自虐的に話す私にオフィスで見たあの微笑みとは何か違う微笑みを向ける彼
「それほど愛されてるって解釈で良い？」
まさかの返しに自然に笑顔になった
いつでも何かあったらそうやって笑顔で終わらせてくれる彼が好きだ
「そろそろ戻るか…」
そう言って立ち上がる彼が耳元に近づいてきて
「今日も一緒に帰ろう？」
なんて言うから朝からの事何てどうでも良くなった
だってこれは彼女の特権でしょ？
__
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美紀 - 俳優さん大好きなのでこの小説最高です瀬戸康史君と三浦春馬君が大好きです (2018年3月19日 21時) (
レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
紫色シャーペン(プロフ) - ありがとうございます！むっちゃええお話でしたね(⌒∇⌒) (2017年10月16日 22時) (レス) id: 477e5dcd59 (このIDを非表示/違反報告)
すだかん - 吉沢亮くんをお願いいたします…m(__)m (2017年10月15日 2時) (レス) id: c9c49b1c9f (このIDを非表示/違反報告)
ドロシー(プロフ) - nebulaさん» nebulaさんリクエストありがとうございます! 是非作らせてください（；_；）遅くなるかも知れないですがお待ち頂けると嬉しいです(>_<) (2017年10月13日 0時) (レス) id: 3345fef540 (このIDを非表示/違反報告)
nebula - す、すいません...嫌ならいいんですけど山崎賢人君の甘々できたら作ってください (2017年10月12日 7時) (レス) id: 208db03ca9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドロシー | 作成日時：2017年5月17日 23時
